概要
「Googleスプレッドシートを操作するConnector」を使用してセルの編集を行うロボットを開発する際の方法をご紹介いたします。
- Sessionを使用してループする
- エクスプレッションを使用する
前提
・BizRobo! ver11.1以降
・「Googleスプレッドシートを操作するConnector」
作業手順
Sessionを使用してループする
1. 編集する範囲を読み取り、「ページ生成」ステップで読み取った値を開きます。
2. 「タグ繰り返し」ステップを使用します。
・プロパティ
3. 「セッションの復元」ステップを使用します。この時エラー処理を「無視して続行」に変更します。
ループ1回目は復元するセッションがないために復元することができません。
4. HTMLを編集します。今回は「B1:B10」範囲を編集するため、以下のように設定します。「テスト」と入力します。
5. 「セッションの保存」ステップを使用します。これにより、B1に「テスト」と入力した状態を保存します。
6. ループの二回目へ行きます。この時、セッションが切れているためにB1のテキストは「test」になっています。
7. 「セッションの復元」ステップにて先ほど保存したセッションを復元します。これにより、先ほど編集したHTMLが開きます。
8. ループによる編集を終えたら、再度「セッションの復元」で保存したセッションを復元します。
9. 編集したHTMLを「抽出」ステップにより変数に抽出します。
エクスプレッションを使用する
・用途
別のウィンドウ(ブラウザ、Excel、CSV)などから値を抽出するために既にループステップを使用している場合、エクスプレッションを使用することでそのループ内でセルの編集を実行できます。
1. セルの範囲を読み込み、変数に割り当てます。
2. ブラウザから値を抽出するループを実行するステップを使用します。
3.値を抽出した後、「ページ生成」ステップによりセルのHTMLを生成します。
4.抽出した値をHTMLに入力します。この時、エクスプレッションを使用して入力するセルを指定します。ループ回数ごとに任意のセルが動くように設定します。
5.編集したHTMLを変数に抽出します。
6.編集し終わったHTML変数を使用して、スプレッドシートに書き込みます。