文字列を整数に変換する

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【使用するステップ】

  • 「変数の割当(Assign Variables)」ステップ
  • 「割り当て(Assign)ステップ」

 

【実装例】

「Short text」型(DS)、または「Text」型(DA)で「19000000」と設定されている文字列を「Integer」型(整数)に変換します。

文字列を整数に変換するには、 DSでは「変数の割当(Assign Variables)」ステップ、
DAでは「割り当て(Assign)ステップ」を使用します。

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  • DSで「変数の割当(Assign Variables)」ステップを使用する場合

    1. DSで使用するための変数を作成します。

      ・「Short Text」型変数:文字列「19000000」を設定するため。
      ・「Integer」型変数:文字列を整数に変換した後に値を入れるため。

      「Short Text」型変数のテスト値を「19000000」と設定しておきます。
      (以下の画像は変数名を「shortTextカンマなし」としています。)
      また、「Integer」型変数も作成しておきます。(変数名は「integer」とします)

                   

    2. 「変数の割り当て(Assign Variable)」ステップを作成します。



    3. 「値:」横の▼をクリックし、「エクスプレッション」を選択します。



    4. 「toInteger()」関数を設定します。

      ①「エクスプレッション」をクリックします。
      ②「関数」>「整数に変換:toInteger(...)」を選択します。



    5. 表示された「toInteger()」関数に事前に準備をしておいた「Short text」型変数を設定します。

      ①「編集」をクリックし、「式エディター」を表示させます。
      ②「toInteger()」の「()」内に、カーソルを表示させます。



      ③「エクスプレッション」をクリックし、「変数」>事前に準備をしておいた「Short text」型
      変数を選択します。(以下画像では「shortTextカンマなし」です)



      ④「出力値」に値が表示されていることを確認し「OK」をクリックします。



    6. 「変数:」に事前に準備をしておいた「Integer」型変数を設定します。
      (以下画像では「integer」という変数名です)


       
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  • DAで「割り当て(Assign)ステップ」を使用する場合

    1. DAで使用するための変数を作成します。

      ・「Text」型変数:文字列「19000000」を設定するため。
      ・「Integer」型変数:文字列を整数に変換した後に値を入れるため。

      ※以下のナレッジのように、DSからDAに変数を渡している場合は、
      文字列を整数に変換した後に値を入れる「Integer」型変数のみ作成後、2の手順へ進みます。
      【操作手順】DSからDAに値を渡す

      ①DA画面の左部にある「変数」設定で事前に準備をしておいた変数である
      「Text」型変数と、「Integer」型変数をセットします。
      (以下画像では「Shorttextカンマなし」「整数」という変数名です)


      ②「割り当てステップ」を挿入します。次に、「Text」型変数である「ShortTextカンマなし」を選択し、エクスプレッションに値「19000000」を設定します。

       
    2. 「割り当てステップ」を選択します。


       ※画面サイズにより表示が異なる場合があります


    3. 「割り当てステップ」に次の設定をします。

      ①変数欄に「Integer」型の変数を設定します。
      ②左端をクリックし、「=」を表示させモードを変更します。
      ③[Ctrl+Space]を押し補完ウィンドウを表示させ、「integer:(Text)->Integer」を選択します。



    4. 「integer()」の「()」内に、②で割り当てた「Text」型変数を設定します。
      (以下画像では「Shorttextカンマなし」という変数名です)



    5. 「19000000」という文字列が整数に変換され、「Integer」型変数である「整数」に設定されました。



       

【注意点】

  • 「Integer」型変数は、"12"、"-12" のような整数を設定する変数です。
    そのため「Short text」型に設定されている文字列が「19,000,000」というようにカンマが含まれていると、DSにて「toInteger()」関数を使用することができません。
    DSで扱えるデータの種類(変数のタイプ)

    その場合は、以下のように「変数の割当(Assign Variables)」ステップにて、
    「コンバータ」を選択し「数値を抽出」する必要があります。
    コンバータで使用できるデータ変換機能

    ①「変数を取得」をダブルクリックし、「Short text」型を設定します。


    ②「+」をクリックし「数値の処理」>「数値を抽出」を選択します。


    ③「テスト出力」にカンマが省かれた整数が表記されていることを確認し、
    「OK」をクリックします。

     
  • DAにて、「Text」型変数に設定された文字列に、「19,000,000」というようにカンマが含まれていると、「integer:(Text)->Integer」は使用できません。
    その場合は、「割り当て(Assign)ステップ」にて、「replaceAll()」関数を使用して、カンマを取り除いておく必要があります。


     

 

【関連情報】

 
 
 
※この記事は2022年6月6日にver11.1.0.6で作成したものです。
※本記事は初心者の方に分かりやすくご説明することを目的としております。
そのため、意図的に厳密な表現を避けている場合がございますのでご了承ください。