【使用するステップ】
- 「変数の割り当て(Assign Variable)」ステップ
【実装例】
以下、「時」「分」「秒」というそれぞれ別の「Short text」型もしくは、「Integer」型に格納された値を、「変数の割り当て(Assign Variable)」ステップを使用して結合し、「Date」型変数に変換する方法になります。
例)時変数:10、分変数:30、秒変数:25、のように別々に設定されているものを、「10:30:25」
のように結合させ、更に、「Short text」型に設定された「2022-05-15」と結合させて
「2022-05-15 10:30:25.0」という「Date」型に変換します。
- 変数の割り当て(Assign Variable)」ステップを作成します。
- 不要なデフォルト設定を削除した「コンバータ」を準備します。
①「値:」のプルダウンより「コンバータ」を選択します。
②「ー」をクリックし「変数を取得」を除去(削除)します。
- あらかじめ設定しておいた時変数:10、分変数:30、秒変数:25を「コンバータ」内で「10:30:25」のように結合させるため、「エクスプレッションを評価」設定を準備します。
①「+」をクリックし、「エクスプレッションを評価」を選択します。
②表示された「設定:エクスプレッションを評価」画面の「編集」をクリックし、
「式エディター」を表示させ、「時+>>:<<+分+>>:<<+秒」と表記します。
※③に直接入力することも可能です。
- 「式エディター」を表示させて入力した場合は、「出力値」欄に「時」「分」「秒」が
結合された内容が表示されているか確認し、「式エディター」画面の「OK」をクリックします。
- 「設定:エクスプレッションを評価」画面でも「OK」をクリックします。
- 4.で結合した「時」「分」「秒」と、あらかじめ日付を設定していた「年月日」変数を
結合させた上で、「Date」型にするため「エクスプレッション」を記述します。
①「+」をクリックし「エクスプレッションを評価」を選択します。
②「設定:エクスプレッションを評価」画面にて、「エクスプレッション」>「変数」>変数名
(この場合は「年月日」)を選択します。
②「エクスプレッション:」に、「年月日+>> <<+INPUT」と表記します。
そして、「テスト入力値」と「テスト出力」欄に値が反映されていることを確認し、
「OK」をクリックします。
※「Date」型変数は 「yyyy-MM-dd hh:mm:ss(.n)」 という形式のため、
半角スペースを日にちと時間の間に表記する必要があります。
- 「変数:」にあらかじめ用意しておいた「Date」型の変数を設定します。
変数には、「2022-05-15 10:30:25.0」が出力されています。
【注意点】
- 「変数の変換(Convert Variables)」ステップの使用も可能です。
今回の操作には、「開始:」変数は必要ないですが、未設定の場合エラーとなりますので、空の変数など、何らかの変数を設定してください。
「変数の変換(Convert Variables)」ステップ
- DS内の「Date」型変数は"1992-04-25 10:33:06(.0)" のような 「yyyy-mm-dd hh:mm:ss(.n)」 という形式となっています。
日付データを理解する
【関連情報】
- 年、月、日を組み合わせて日付データを作成する
- DSのエクスプレッションについて
- DSのエクスプレッションで文字列、変数、「\n(改行文字)」を使用した場合の記述方法
- DSにてパターンで文字を抽出する方法
※この記事は2022年5月30日にver11.1.0.6で作成したものです。※本記事は初心者の方に分かりやすくご説明することを目的としております。そのため、意図的に厳密な表現を避けている場合がございますのでご了承ください。