画面を待機する

フォローする

【使用するステップ】

  • 「ガード チョイス ステップ」

 

【実装例】

DA(Desktop Automation)で、直前のステップで実行した処理が完了する前に次のステップが実行されてしまいエラーとなることがあります。このような場合、ガードチョイスを利用して次のステップの実行を遅らせることができます。

ここでは、ブラウザの起動完了まで待機後、BizRobo! ナレッジベースのページを表示する一例をご紹介します。
 

  1. アドレス欄にURLを入力するステップの直前(赤丸)で、レコーダービュー内でWebサイトのタブを右クリックし、「ガード」>「ツリーの変更停止」を選択すると「ガード チョイス ステップ」 ツリーの変更停止(Tree Stops Changing) が挿入されます。
  2. 下図の例では、ステップの待機時間を500ミリ秒(0.5秒)に設定しています。この設定により、アプリケーション内のツリーの読み込みが完了してから、0.5秒後にステップが進みます。
    ※DAはDASを経由して端末をリモート操作するため、手動で端末を操作する時と同じようにネットワークの状況や、実行した処理の完了を考慮して時間を設定する必要があります。
  3. ステップを実行します。「ガード チョイス ステップ」で待機したことで、エラーが発生することなくページが表示されました。


    ※「ツリーの変更停止(Tree Stops Changing)」で待機させたい画面が、設定した待機時間よりも短い時間で変化する場合、設定した待機時間はリセットされます。このため、画面の読込が完了したと判断出来る時間を検証し、待機時間を設定する必要があります。
     
    検証例:
    notepad.exeのカーソルが点滅している時間間隔は1.4秒の場合
     
    結果:
    ツリーの変更停止を1500ミリ秒(1.5秒)とすると、点滅している時間間隔よりも長いため、永遠にステップは進みません。
    逆に、ツリーの変更停止を1300ミリ秒(1.3秒)とすると、点滅している時間間隔よりも短いためステップは進みます。

    詳細はGuarded Choice(ガードチョイス)の特徴をご参照下さい。

【補足】

実装例のツリー変更停止のガードチョイスの他に、別のガードチョイスの挿入例をご説明致します。
各ガードチョイスの詳細は関連情報をご確認ください。

  • 任意の時間を待機する場合
    秒が経過したとき(When seconds have passed)

    1. 右クリックし「ガード チョイス ステップ」を選択します。
    2. 「ガード チョイス ステップ」を追加後、ステップ内の緑色の+ボタンをクリックして「秒が経過したとき」を選択します。

       
  • アプリケーションの状態によって待機する時間を決める場合
    ツリー変更停止(Tree Stops Changing)
    アプリケーションが見つかった場合(Application Found) 
    アプリケーションが見つからなかった場合(Application Not Found)

    1. レコーダービューのアプリケーションタブを右クリックして「ガード」から待機する状態を選択します。

       
  • 操作対象(項目やクリック箇所等)の状態によって待機する時間を決める場合
    ロケーションが見つかった場合(Location Found) 
    ロケーション見つからなかった場合(Location Not Found) 
    ロケーションが削除されました(Location Removed) 

    1. レコーダービューの画面上又はツリー上で操作対象を右クリックして「ガード」から待機する状態を選択します。

       

【注意点】

 

【関連情報】

 
※この記事は2022年3月16日にver11.1.0.4で作成したものです。
※本記事は初心者の方に分かりやすくご説明することを目的としております。
そのため、意図的に厳密な表現を避けている場合がございますのでご了承ください。