【使用するステップ】
- 「セッションを開始(Initiate Session)ステップ」
- 「デバイスに接続 (Connect To Device)ステップ」
- 「リモート デバイス アクション(Remote Device Action)ステップ」
【Desktop Automation Serviceで利用出来る機能】
- スクリーンロック(Lock Screen)機能
【実装例】
Desktop Automation Serviceがインストールされている端末にリモートデスクトップ接続して、DASに接続する一例をご紹介します。
- ダイナミックリファレンス(動的接続)を利用し、DASに接続する方法
DAの接続方法をダイナミックリファレンス(動的接続)にして、「セッションを開始(Initiate Session)ステップ」→「デバイスに接続 (Connect To Device)ステップ」を行うことで、DA端末を
リモートデスクトップ接続してDA端末の画面をロック状態にしたまま操作することができます。
- デバイスマッピングをダイナミックリファレンスに設定します。
- DSの「Desktop Automationロボットの呼び出しステップ」にて、パスワードを入力値として設定しておきます。
- DAロボットに入り、ステップ最初の箇所を右クリックし「セッションを開始(Initiate Session)ステップ」を選択します。
- 「セッションを開始(Initiate Session)ステップ」にて、項目を入力します。
ホスト DA端末のIPアドレス又はホスト名を設定します。 アカウント DA端末で接続したいユーザ名(アカウント名)を設定します。 ドメイン アカウントの設定にてドメイン名が必要な場合に設定します。 パスワード アカウントにログインするためのパスワードを設定します。DSからの入力値であるパスワードを設定します。
含まれている場合は、エンコードする(受け入れられる文字列に置き換えること)必要があります。 - ステップオーバーで実行します。「セッションを開始(Initiate Session)ステップ」を
実行した時点では、レコーダービューに画面は表示されません。 - 次に右クリックで「デバイスに接続(Connect To Device)ステップ」を選択します。
- 「デバイスに接続(Connect To Device)ステップ」にて、項目を設定します。
ホスト DA端末のIPアドレス又はホスト名を設定します。 ポート Desktop Automation Service(DAS)設定画面にある「コマンドポート」と同じ値を設定します。 トークン Desktop Automation Service(DAS)のシングルユーザタブにある「トークン」と同じ値を設定します。 - 「デバイスに接続(Connect To Device)ステップ」を実行後、レコーダービューにDA端末が
表示されます。
※静的接続の場合は、すでにDA端末との接続ができている状態ですので、
「デバイスに接続(Connect To Device)ステップ」は不要です。
DAの参照方法と設定(スタティックリファレンス・ダイナミックリファレンス)
- デバイスマッピングをダイナミックリファレンスに設定します。
【補足】
DA画面をスクリーンロックしDAS接続する方法
リモートデスクトップ接続してからDASに接続する実装例とは別に、ログオンした状態のDA端末に対して、DAの「RDP接続」機能以外の方法であるスクリーンロック(Lock Screen)についてご紹介します。
※DAの機能により、画面ロック状態を設定又は解除する方法となります。
以下、「RDP接続」方法を行う必要のある場合とスクリーンロック(Lock Screen)方法が可能な
場合のナレッジとなりますので、ご参考下さい。
ロボットがAutomation Device 端末にアクセスするためには、リモートデスクトップ(RDP)経由でのアクセスが必要ですか?
- DA側端末のDASアイコン右クリックで、スクリーンロック(Lock Screen)する方法
- Desktop Automation Serviceを右クリックしてスクリーンロック(Lock Screen)を押下し、
DA端末専用のDASの機能として画面ロックします。 - DA端末にスクリーンロック(Lock Screen)をかけた後、動的接続の場合は「デバイスに接続
(Connect To Device)ステップ」でDA端末に接続します。
- Desktop Automation Serviceを右クリックしてスクリーンロック(Lock Screen)を押下し、
- Desktop Automationロボット内の「リモートデバイスアクション(Remote Device Action)ステップ」で、スクリーンロック(Lock Screen)を選択しDA端末をDASの機能として画面ロックした状態にする方法
- 動的接続の場合は「デバイスに接続 (Connect To Device)ステップ」にて、
先にDA端末に接続しておきます。 - 次に「リモートデバイスアクション(Remote Device Action)ステップ」にて、
DA端末をスクリーンロック(Lock Screen)状態にします。 - 「リモートデバイスアクション(Remote Device Action)ステップ」にて、
スクリーンロック(Lock Screen)を選択します。
※パスワード:アカウントにログインするためのパスワードを設定します。
DSからの入力値であるパスワードを設定します。
- 動的接続の場合は「デバイスに接続 (Connect To Device)ステップ」にて、
【注意点】
①別のバージョンのRDP接続設定の相違点
Ver10.7では、「セッションを開始(Initiate Session)ステップ」ではなく、「Open ステップ」を
使用します。
- 実装例1.および2.を実施した状態からDAエディタ上でステップ最初の箇所を右クリックし、
「Open ステップ」を選択します。 - 「Open ステップ」内で項目を設定します。
rdp://<username>:<password>@<hostname>?d=<domain> と入力します。
※実際に入力する際は<>の記号は外してください。
※ドメイン指定を行わない場合は「?d={ドメイン}」の指定は不要です。 - 「Open ステップ」を実行後、右クリックで「デバイスに接続(Connect To Device)ステップ」を選択し、DA端末に接続します。
以下、「Open ステップ」でRDP接続を行う際の記載に関するナレッジとなりますので、ご参考下さい。
②後続のDAステップの画面設定
後続のステップに同じDA端末で操作するステップが存在する場合、DAステップごとにRDP接続および
スクリーンロック(Lock Screen)の設定を行う必要はありません。DA端末画面がスクリーンロック
(Lock Screen)されたままの状態を保持します。
1つ目のステップで、「セッションを開始(Initiate Session)ステップ」を設定してRDP接続した後、
後続のステップでは再度設定は不要になります。ブランチの後も同じくDA端末に接続した状態を保持
します。
【関連情報】
- スクリーンセーバーが必須端末でDevice Automationを操作する場合
- Lock ScreenとRDP接続の前提条件
- DA端末の Lock Screen をONにしてしばらくするとDesign Studio側のDAステップ内で操作するDA端末の画面が真黒くなり操作できない
- LockScreen使用中に、リモート デバイス アクションステップでDASを再起動後、DASに接続すると接続に失敗します
- LockScreen中にRDPセッションを再接続すると、CPU使用率が高騰する
- 11.1 ダイナミックリファレンスでのDA接続時にレコーダービューが表示されない
- ハイパーバイザー型のVM環境にて、DA Editor画面が真っ黒になる場合がある
- RDP接続を使用してDevice Automation Serviceに接続する際に「実行を停止しました」のエラーが発生する
- OS再起動後にDAにてRDP接続するとキーボードが英語配列になる
※この記事は2022年3月4日にver11.1.0.4で作成したものです。
※本記事は初心者の方に分かりやすくご説明することを目的としております。
そのため、意図的に厳密な表現を避けている場合がございますのでご了承ください。