概要
バージョン10.4から追加された、DA(Desktop Automation)ステップの「Input Text」ステップのバージョン毎の内部構成について説明します。
操作対象を選択して「Input Text」ステップを挿入した場合、ステップの内部は下図のような構成で自動生成されます。
- Ver10.4の場合
- 「フィールドにテキストを入力」>「変数から」>(text変数を指定)を選択
- ステップの構成
- 「フィールドにテキストを入力」>「変数から」>(text変数を指定)を選択
- Ver10.7以降の場合
- 「テキストの置き換え」>「変数から」>(text変数を指定)を選択
- ステップの構成
- 「テキストの置き換え」>「変数から」>(text変数を指定)を選択
注意事項
DA端末のマウスの「主に使用するボタン」が『右』で設定されている状態では、「Input Text」ステップを自動生成したものをデフォルトの状態で使用すると、コンテキストメニューが表示され想定する動作と異なる挙動となりますので、環境に合わせて調整する必要があります。
下記は、10.7でDA端末のマウスの「主に使用するボタン」が『右』で設定されている状態で、
「Input Text」ステップを自動生成した場合のステップの動作例です。
- 設定手順
- DA端末のマウスの「主に使用するボタン」を右に設定
- デバイスビュー上で入力ボックスに対して「テキストの置き換え」>「変数から」>(text変数を指定)を選択してステップを作成
- 自動生成された「InputText」ステップ
DA端末でマウスの「主に使用するボタン」が『右』で設定されている場合でも、自動生成された「InputText」ステップ内の「Click」ステップの『Button』はデフォルトの"Left"で設定されます。
※主に使用するボタンが右になっている本例では、右を指定することで操作対象へクリック動作がおこなえます。
- DA端末のマウスの「主に使用するボタン」を右に設定
- 実行結果
- 「Click」ステップの『Button』の設定が"Left"のままステップオーバー実行した場合、左クリックされたことで、コンテキストメニューが表示されてしまいます。
- 「Click」ステップの『Button』の設定を"Right"に変更してステップオーバー実行した場合、テキストが正しく入力されます。
- 「Click」ステップの『Button』の設定が"Left"のままステップオーバー実行した場合、左クリックされたことで、コンテキストメニューが表示されてしまいます。
参考
DAの「Enter Text」ステップは、DA端末のInsertキーの影響を受ける
区分 | 確認Ver |
仕様 | 10.4, 10.7, 11.1.0.4 |