概要
Kappletロボット実行時に、パラメータ(Input)を使用する方法について紹介します。
※Kappletロボット実行までの詳細な手順については、下記マニュアルをご参照ください。
別冊ファーストステップガイド MC編
前提
- Kappletロボット実行時に使用するパラメータ(Input)変数は、コンプレックスタイプ で作成し、
ロボットで使用する際に、「パラメータとして使用」にチェックを付与しておく必要があります。
※変数をシンプルタイプ で作成した場合、「パラメータとして使用」にチェックを付与することが出来ず、Kappletでパラメータ(Input)として使用することが出来ません。
(画像1.変数_パラメータとして使用) - 本記事では、例として下記ロボット / タイプファイルを使用します。
尚、これらのファイルは既にMC上にアップロードされている状態を前提とします。
・TEST.robot
・test.type
作業手順
以下に、Kappletでパラメータ(Input)を使用するロボットの登録手順を記載します。
※本例では、予め作成しておいたKapplet"TEST KAPPLET"にロボットを登録し実行します。
-
Kappletにロボットを登録する
- 『EDIT KAPPLET』画面から、[the start page]を開きます。
- 『ADD START ACTION』画面にて下記を設定後、[OK]ボタンをクリックします。
-
≪ROBOTS≫
- [Add New Robot]ボタンをクリック
- 『ADD ROBOT』画面でロボットを選択
- [SELECT ROBOT]ボタンをクリック
(画像2.ROBOTS設定)
-
≪INPUTS≫
※「ROBOT」欄に追加されたロボットによって定義された入力変数の属性のリストが表示されます。Kapplet管理者はこの設定で、ユーザー画面へのフィールド表示要否・固定値の定義要否・ユーザー画面への入力フィールド表示要否を選択します。
[user input]:Kapplet実行画面で任意で入力が可能になります。
[fixed value]:フィールドに入力した値が固定で定義されます。Kapplet実行画面にフィールドは表示されません。
(画像3.INPUTS設定)
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≪ROBOTS≫
- 『EDIT KAPPLET』画面右上の[Not Published]をONにし、最後に[APPLY CHANGES]ボタンをクリックします。
-
Kappletでパラメータを用いてロボットを実行する
- 『KAPPZONE』画面から、実行するKappletをインストールして開く
- ロボットで使用するパラメータを各フィールドに入力し、[START KAPPLET]ボタンをクリック
(画像4.INPUT_値入力)
注意事項
- 日付を扱う場合にパラメータ(Input)変数をDate型で定義する場合、
"yyyy-MM-dd hh:mm"形式で、時刻まで入力する必要があります。
(画像5.カレンダー時刻選択)
そのため、"yyyy-MM-dd hh:mm"以外の形式でパラメータ(Input)扱う場合には、Text型で定義してください。
(画像6.日付_Text型) - 入力フィールドのラベルに注意事項を記載する
変数をText型で定義することで、Kapplet実行画面でのパラメータ(Input)設定は任意の形式で入力が可能となりますが、下記のようにメッセージを表示させ、日付の形式を指定することが可能です。- 『EDIT KAPPLET』画面から、パラメータ(Input)変数の対象ラベルをクリック
- 『Edit Input Field』画面にてLABELを書き換え、[Close]ボタンをクリック
- 画面上部の[APPLY CHANGES]ボタンをクリックして編集内容を適用
(画像7.Edit Input Field)
[補足]
ロボット内で、日付の計算や、日付からの曜日取得などの処理がある場合には、日付をDate型(yyyy-MM-dd hh:mm:ss)で扱う必要がありますが、テキスト型に格納された任意の形式の日付から、”日付抽出”を行うことで、可能となります。
詳細は下記ナレッジをご参照ください。
データを日付型データに変換する
参考
MCでロボットを上書き更新した際のKapplet側への反映について
Kapplet不具合情報一覧 ※miniユーザー対象外
区分 | 確認Ver |
手順 | 10.7.0.4 |