【操作手順】DAからDSに値を渡す

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「デスクトップ オートメーション(Desktop Automation)」ステップの「出力マッピング」に変数を登録することで、DAで変数に格納した値をDSで使用することができます。

 

【使用するステップ】

  • 「デスクトップ オートメーション(Desktop Automation)」ステップ

 

【実装例】

  1. 「デスクトップ オートメーション(Desktop Automation)」ステップの「出力マッピング」欄の[+]をクリックし、「変数」選択モードからDAで抽出した値をDSに格納するための変数を選択します。
    ※DAステップの「必要なデバイス」は事前に設定してください。設定は以下ナレッジをご参考ください。
     ・DA機能を使用するロボットの作成準備(DASの設定、ロボットの設定)



  2. 「出力マッピング」に選択した変数が登録されます。
    ワークフロー「編集」をクリックし、DAエディターを開きます。
    ※ステップを右クリック>「ステップを設定」で開いたウィンドウでは「編集」は
     灰色の状態でクリックできません。​


  3. 「出力マッピング」を登録後にDAエディターを開いた場合、「Output」には自動的に変数が登録されます。
     

  4. 後から「変数」を登録追加する場合は、「Output」を設定する必要があります。
     DSの変数タイプに対応するDAの変数タイプを選択します。
     DS-DA間で対応する変数はタイプは、以下ナレッジをご参考ください。
      ・DAで扱えるデータの種類(変数のタイプ)


  5. 「Variables」にDAで抽出した値を格納するための変数を登録します。
    ①変数名を入力 (DSで出力マッピングに登録した変数名と異なっていても構いません。)
    ②DSの変数タイプに対応するDAの変数タイプを選択します。
     DS-DA間で対応する変数はタイプは、以下ナレッジをご参考ください。
     ・DAで扱えるデータの種類(変数のタイプ)


  6. 「Return」ステップに以下いずれかの記入方法で「Variables」の変数名を登録します。
    ①入力欄の左側をクリックし、「=」モードにした状態で「変数名」を入力する。
    ②「=変数名」を入力する。


    ※「=」モードでは、Ctrlキーとスペースキーを同時押しでVariables登録済みの変数名と
     関数一覧が表示されます。一覧から変数を選択することも可能です。


  7. 「Return」ステップで登録した変数に格納された値は、​「ワークフロー状態 > Output」に表示されます
    ※DA内のステップで抽出した値は、「Variables」に登録した変数に格納されます。
     「Variables」の変数のうち、「Return」ステップに登録した変数のみが「Output」の変数に格納されます。
    mceclip0.png

    ​​DAステップ実行後、出力マッピングに登録した変数に値が格納されます。
    ※実行前に格納されていた値は上書きされます。


【補足】

  1. 「デスクトップ オートメーション(Desktop Automation)」ステップの「出力マッピング」に複数の変数を登録した場合、DAエディターの「Output」、「Return」ステップでの変数の順は「出力マッピング」の順と同じになります。
    「出力マッピング」に後から変数を追加した場合、並び順に注意が必要となります。


  2. 「出力マッピング」にはタイプファイルを登録することも可能です。
    タイプファイルを登録した場合は、DAエディターの「Output」及び「Variables」での変数のタイプは
    「出力マッピングのタイプファイル名」を選択します。
    「Return」ステップには「Variables」の変数名を登録します。


    タイプファイル​を「出力マッピング」に登録した場合、タイプファイル内の全ての変数がDAステップで格納した値に上書きされるため、DAステップ内で値が格納されなかった変数は実行後に値が消えてしまいます。

    (DAステップでshortTextのみに値を格納した事例)


    タイプファイル内の一部の変数を使用したい場合は、出力マッピングにタイプファイル内の変数を1つずつ登録する必要があります。
    登録方法は【使用方法】3~6項をご参照ください。

    ​​

 

【注意点】

  • DAで実行する処理によっては、「Variables」に複数の変数を登録する場合が有りますが、
    「Return」ステップで登録する変数は、DSに渡したい変数(「Output」にする変数)のみとなります。
  • DAでWEBサイトなどから抽出したテキスト情報はDSのPassword型に格納することはできません。
    テキスト情報はDSのShort Text型やLong Text型などに格納する必要があります。

 

【関連情報】

 

※この記事は2021年2月26日にver10.4.0.2で作成したものです。
※本記事は初心者の方に分かりやすくご説明することを目的としております。
そのため、意図的に厳密な表現を避けている場合がございますのでご了承ください。