概要
Excelに記入されたデータから、特定の条件に合う値を持つ行を削除するロボットの事例をご紹介します。
使用例
特定の列にTrueかFalseの値が入力されており、Falseに該当する行を削除したい場合
注意事項
・参考情報となりますので実装する際には、要件に合うように実装ください。
・グローバル設定されたExcel型の変数をExcel内ループしている時は、行・列の挿入・削除、シート名の変更はできません。詳細はナレッジ:変数の「グローバル」設定を使うを参照ください。
前提
対象のExcelに一意となるデータが入力されている
具体例
以下のそれぞれの例を説明します。
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参照用と処理用のExcelをそれぞれ開き、処理用Excelに対して削除をおこなう方法
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参照用と処理用のExcelをそれぞれ開き、TRUEに該当する値を含む行だけを転記する方法
※FALSEに該当する値を含む行が、削除された状態のファイルが作成される。 -
参照用と処理用のExcelをそれぞれ開き、処理用Excelに対して削除をおこなう方法
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概要
- 処理用Excelを開く
- 参照用Excelを開く
- FALSEに該当するか判定
- 対象の行を削除
- ファイルを出力
- ロボットの処理
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処理用Excelを開く
※実際に処理をおこなうため、Excel変数をグローバルにする - 参照用Excelを開く
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判定(参照用Excel)FALSEに該当する場合は後続の処理を続行
判定した後に一意となる値を変数に格納しておきます。 -
対象の行を削除
- 操作対象を処理用Excelに設定:カレントウィンドウ設定
- 取得しておいた一意の値をセルパターンに指定し、FALSEの値を含む行を削除
- ファイル出力
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処理用Excelを開く
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参照用と処理用のExcelをそれぞれ開き、TRUEに該当するものだけを転記する方法
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概要
- 入力用Excelを開く
- 参照用Excelを開く
- TRUEを判定、転記する値を抽出
- 対象の値を転記
- ファイルを出力
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ロボットの処理
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処理用Excelを開く
※実際に処理をおこなうため、Excel変数をグローバルにする - 参照用Excelを開く
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判定(参照用Excel)TRUEに該当する場合は後続の処理を続行
判定した後に転記する値を変数に格納しておきます。
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対象の値を転記
- 操作対象を処理用Excelに設定:カレントウィンドウ設定
- 行を挿入し、転記対象の値を入力
- ファイル出力
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処理用Excelを開く
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参考
Excelファイルに対し「行除去(Remove Rows)」ステップを使用するとエラーとなる
ExcelのRemove Rowsステップで削除する行数が、削除後に上に詰められる行数より多い場合エラーが発生する
区分 | 確認Ver |
逆引き | 10.7.0.4 |