概要
DA端末をデバイスマッピング方式で冗長化した場合、同じラベルのデバイス内で使用可能な端末を選択し、DAロボットを実行可能です。
この同じラベルのDA端末内で、利用するDA端末に優先順位を設定する事はできません。
確認できている範囲では、MCの「デバイス」タブにデフォルトで表示される順序のデバイスリストを、上から順に検索していると考えられます。
具体例
以下に具体的な設定例と、ロボットで使用するラベル名毎に実行されるDA端末を示します。
【DA端末毎の情報】
ホスト名 | 設置されているフロア | 使用している部署 | DASのラベル設定 | |
DA端末1の情報 | DA1 | 1F | 営業(Sales) | DA1,Floor1,Sales |
DA端末2の情報 | DA2 | 1F | 設計(Technical) | DA2,Floor1,Technical |
DA端末3の情報 | DA3 | 2F | 設計(Technical) | DA3,Floor2,Technical |
DA端末4の情報 | DA4 | 2F | 営業(Sales) | DA4,Floor2,Sales |
【MCのデバイス表示順序】
ステータス | ラベル | |
DA端末1の情報 | Avalavle | DA1,Floor1,Sales |
DA端末2の情報 | Avalavle | DA2,Floor1,Technical |
DA端末3の情報 | In Use | DA3,Floor2,Technical |
DA端末4の情報 | Avalavle | DA4,Floor2,Sales |
【ロボットの実行例】
・ラベルに「Sales」を指定してロボットを実行した場合
「ステータス:Avalable」でラベルに「Sales」を含むデバイスの内、MCのデバイスリストを上から検索して最初に該当するDA端末1でロボットが実行されます。
・ラベルに「Floor2」を指定してロボットを実行した場合
「ステータス:Avalable」でラベルに「Floor2」を含むデバイスの内、MCのデバイスリストを上から検索して最初に該当するDA端末4でロボットが実行されます。
・ラベルに「Floor1,Technical」を指定してロボットを実行した場合
「ステータス:Avalable」でラベルに「Floor1」と「Technical」を含むデバイスの内、MCのデバイスリストを上から検索して最初に該当するDA端末2でロボットが実行されます。
なお、ロボット実行時のラベルが「Technical,Floor1」の指定でも同じ結果となります。
・ラベルに「Floor2,Technical」を指定してロボットを実行した場合
「ステータス:Avalable」でラベルに「Floor2」と「Technical」を含むデバイスが存在しないため、ロボットの実行は失敗します。
参考
DA端末を冗長化する方法はDA端末の利用状況を確認して接続する端末を選択する方法(DA端末の冗長化)をご確認下さい。
区分 | 確認Ver |
仕様 | 10.4.0.4 |
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