事象
DesignStudioで該当箇所をスクロールする際、「Presskey(キープレス)」ステップで
PageDown(ページダウンキー)やDown(下矢印キー)を指定しても、スクロールすることが
出来ません。
※入力可能な箇所(テキストエリア)のスクロールであれば、「Click(クリック)」ステップと
組み合わせることでスクロールは出来ます。
発生条件
Webkitブラウザの場合
- 以下の様に編集出来ない箇所のスクロールは出来ません。
例)テーブルの様になっており、PageDownボタンを押下することで下の方が表示される場合
以下、「Presskey(キープレス)」ステップでPageDownを指定しても、スクロール出来ません。
※PageDownの指定方法は、キーコード指定(PageDownは"16777239" )になります。
キーコードに関しては、以下の外部サイトをご参考下さい。
サイトにある値をそのまま「押すキー」に設定することで利用出来ます。
列挙型Qt ::キー
Classicブラウザの場合
- 「Presskey(キープレス)」ステップで、キーコード操作を利用したステップ実行が
出来ないためスクロールが出来ません。
例)Webkitブラウザと同様に「Presskey(キープレス)」ステップでPageDownを指定し、
実行すると、内部エラーが発生してスクロール出来ません。
対処方法
- Webkitブラウザの場合、「Scroll to(指定タグまでスクロール)」ステップを利用して、
スクロール処理を実装します。
例)「Scroll to(指定タグまでスクロール)」ステップを利用して、”ぶどう”の要素まで
スクロールする場合
「Scroll to(指定タグまでスクロール)」ステップ実行後、スクロールバーが動いており、
スクロール出来ていることが確認出来ます。
注意事項
- 対処方法は、Webkitブラウザのみ対応しております。
Classicブラウザの場合は、「Scroll to(指定タグまでスクロール)」ステップが利用出来ない
ため、基本的なスクロールの処理に対応することが出来ません。WebkitブラウザかChromium、
DAの機能をご検討下さい。 - 「Scroll to(指定タグまでスクロール)」を利用する場合は、スクロール先の情報が
”タグの要素”として選択できる場合のみとなります。 - 本件の例外として、入力可能な箇所(テキストエリア)のスクロールは、”タグの要素”が
無いため、「Presskey(キープレス)」ステップを利用したスクロールを行うことになります。
例)入力可能な箇所でスクロールしたい場合
一回、「Click(クリック)」ステップで、入力可能な状態にします。
※以下、”12345....”の情報が”<textarea”のように、”タグ要素”として各々に
分かれていないことが分かります。
「Presskey(キープレス)」ステップを作成して、実行するとスクロール出来ます。
関連情報
区分 | 発生Ver | 改修ID | 修正Ver |
不具合 | 10.4、10.7 | 1550956 |
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