DAで表示されていないスクロール先の情報を取得/操作できるようにする

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DA画面上で表示されていない情報が、スクロール先にある場合、「Scroll(スクロール)」 ステップや「Presskey(キープレス)」ステップを利用することで、スクロールして表示させることが出来ます。

【使用するステップ】

  • 「Scroll(スクロール)」 ステップ
  • 「Presskey(キープレス)」ステップ

 

【実装例】

例)Webサイトのスクロール先に隠れている情報を表示します。


  • 「Scroll(スクロール)」 ステップを利用する場合

    1.実際にマウスのホイールを利用して、画面スクロールするにはどうすれば可能なのか
      確認します。
      ※例では、スクロールする範囲にマウスカーソルを移動することで、ホイールを利用して
       スクロール出来ます。


    2.DA画面を開き、操作対象のタブを選択してから1で確認したようにスクロールする範囲を
      レコーダービューから選択します。
      その後、ステップを作成する箇所を左クリックします。
    ​​

    3.ステップを作成する箇所で左クリック後に右クリックでステップのメニューを表示して、
     「Move Mouse」ステップを選択します。


    4.作成された「Move Mouse」ステップを開き、Componentを開きます。
      直前の〇が黄色になっている点と2で選択したレコーダービューにて、スクロールする
      範囲が緑色になっていることを確認します。
      ※以下、直前の〇が黄色になっていない場合は、直前の〇までステップを実行して下さい。
       また、緑枠になっていない場合は、2と同様に選択して緑枠にして下さい。
      上記を確認後、レコーダービューとDA画面の間にある
      ”選択した範囲に対してファインダーを作成”ボタンを押下します。


    5.2で選択した範囲が全てオレンジ枠になっていることを確認します。
      その後作成した「Move Mouse」ステップのみを実行します。
    ​​

    6.5で「Move Mouse」ステップを実行した後、
      操作対象のタブで右クリックを押下し、スクロール>Down を選択します。


    7.作成された「Scroll(スクロールDown)」ステップを実行します。
      表示されていないスクロール先が表示されているか確認します。
      ※「Scroll(スクロールDown)」ステップの「Amount」がスクロール数になります。



  • 「Presskey(キープレス)」ステップを利用する場合

    1.実際にキーボードのボタンを利用して、画面スクロールするにはどうすれば可能か
      確認します。
      ※例では、スクロールする範囲をマウスでクリックしてから、”PageDown”ボタンで
       スクロール出来ます。


    2.DA画面を開き、操作対象のタブを選択してから1で確認したようにスクロールする範囲を
      レコーダービューから選択します。


    3.2で選択したレコーダービューにて、右クリックを押下>クリック>Leftを選択します。


    4.「Left Click」ステップが出来ていることと2で選択した範囲が全てオレンジ枠になっている
      ことを確認します。
      その後、「Left Click」ステップのみを実行します。
      ※DSとDA端末が同じ場合は、”ステップオーバー”ボタン又は「Left Click」ステップ先の
       青い〇にて、右クリックし、”ここまで実行”を押下してください。


    5.4で「Left Click」ステップのみを実行した後、
      ステップを作成する箇所(「Left Click」ステップ直後の〇)で右クリックして、
      ステップのメニューを表示し、「Press key」ステップを選択します。


    6.作成された「Press key」ステップを開き、「Key」のキーリストを開きます。
      その後、"Page Down"を選択します。


    7.設定した「Press key」ステップを実行します。
      表示されていなかったスクロール先が表示されているか確認します。
    ​​

 

【注意点】

  • 【実装例】にも記載してある通り、スクロールさせる方法は利用するアプリやサイトで違うため、
    仕様確認の方はお客様でご確認下さい。
    ※DAでスクロール出来ない場合は、スクロールするために必要な操作が抜けている場合や、
     別のスクロール方法を検討する必要があります。
     例)スクロールバーを選択する必要がある場合。
       スクロール時、アプリケーションが選択状態にする必要がある場合。

  • 「Scroll(スクロール)」 ステップで設定するスクロール量(Amount)は、
    マウススクロール(ホイール)のノッチ数と等しく、1ノッチはテキストエディタの 3 行と
    同等となります。
    ただし、Chromiumに関しては、ピクセル数単位でのスクロールとなります。
    ※Chromium(組込Chromium フレームワーク)については以下をご参考下さい。
     10.3.0.x 新機能紹介と利用ガイド

    また、正数も負数も使用できます。
    例えば、 スクロール>Down を選択し、負数(例 : -500)を使用すると上にスクロールします。

【関連情報】