「値返却(Return Value)」ステップ

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【ステップの効果】

  • デバッグの際に、コンプレックスタイプの変数(タイプファイル)に格納された値を書き出します。
    ロボットを開発中に、必要な値を抽出できているかを確認することができます。

 

【使用方法】

  1. 「アクションステップ」を作成します。
    (画像例は、Excelから抽出した値を書き出すフローです)
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  2. 「アクションを選択」>「出力値」>「値返却」を選択します。
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  3. 「アクション」タブ内にある「基本」タブでデバッグ後に表示する変数を選択します。
    コンプレックスタイプの変数(タイプファイル)のみ、選択することができます。
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  4. デバッグモードで表示し、実行します。


  5. 「入力値/出力値」の出力(戻り値)に、「値返却(Return Value)」ステップで選択した変数に格納された値が書き出されます。
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【補足】

  1. 複数の「値返却(Return Value)」ステップを設定した場合、「入力値/出力値」の出力(戻り値)から選択できます。


  2. 変数にエクセルや画像などを格納した場合、「入力値/出力値」の出力(戻り値)の下段に詳細が表示されます。

 

【設定項目】

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①変数:デバッグ後に表示するコンプレックスタイプの変数(タイプファイル)を選択します。
②要求された属性がない場合:「変数」で選択した変数のうち属性を「必須」にも関わらず、
              値が格納されていなかった場合のロボット実行方法を指定します。
  

      • エラー生成:デザインモードでの実行、デバッグともにエラーとしてロボットを
              停止させます。
      • ログメッセージを出力:デバッグ実行後、「デバッグの状態」の「ログ」にエラー情報を
                   表示します。デザインモードでの実行では、エラーは発生しません。
      • 無視:エラー処理を行いません。

 ※以下、コンプレックスタイプ変数(タイプファイル)の属性で「必須」となっている場合
 



【注意点】

  • 出力(戻り値)は、エクセルなどに保存されません。
    保存が必要な値は、「行のコンテンツ設定(Set Content of Row)」ステップ等と「ファイル出力(Write File)」ステップでExcelに記入し、保存してください。
  • Management Consoleが利用出来るユーザ(miniは対象外)では、Kappletでも返却された値を確認できます。
    また、Kapplet上でExcelとして出力できます。
    以下、注意点も含めてご確認下さい。
    KappletsのResultHistoryで出力したExcelの並びは順不同

 

【関連情報】


※この記事は2020年11月27日にver10.4.0.2で作成したものです。
※本記事は初心者の方に分かりやすくご説明することを目的としております。
そのため、意図的に厳密な表現を避けている場合がございますのでご了承ください。