「タイプファイル」で定義された形式(変数のまとまり)を1つの変数として、ロボットに追加することができます。
このような変数を「コンプレックスタイプの変数」といい、業務で使用するデータを格納する場合等に使用します。
よって、ほとんどのロボットは、コンプレックスタイプの変数を使用します。
以下の機能を使用する場合などでは、指定する変数はコンプレックスタイプである必要があります。
・「値返却(Return Value)」ステップ>出力値
・コンバータ>「出力値フォーマットの処理」>「CSVに追加」
・変数の設定項目「パラメータとして使用」
・Excel>「行のコンテンツ設定(Set Content of Row)(または列のコンテンツ設定)」ステップ>「変数」
「タイプファイル」で定義された形式は、文字列型(short text)、整数型(integer)などと同様、データの種類(タイプ)の一つとして扱うことができます。
【使用するステップ】
- 無し
【実装例】
- 変数ビューの枠内を右クリックし、「コンプレックス タイプの変数を追加」から、
タイプファイルを選択します。
(画像では、「逆引きリファレンス」を選択しています。)
- 「OK」を押すと、変数ビューにタイプファイルが追加されます。
※ロボットには複数のタイプファイルを登録できます。
【補足】
変数ビューの[+]ボタンを押下し、「変数を追加」ダイアログ>「タイプと初期値/テスト値」からもタイプファイルを選択できます。
【注意点】
-
タイプファイルは、同一プロジェクトフォルダ内のロボットで利用することが可能です。
他プロジェクトのタイプファイルを使用したい場合は、タイプファイルをコピーする等の操作が必要です。
コピー方法は次の通りです。
①タイプファイルを右クリックし、「コピー」を選択する。
②「名前」を任意に記入し、「ターゲットフォルダ」はコピー先プロジェクト内の「Library」フォルダを選択します。
【関連情報】
※この記事は2020年11月19日にver10.4.0.2で作成したものです。
※本記事は初心者の方に分かりやすくご説明することを目的としております。
そのため、意図的に厳密な表現を避けている場合がございますのでご了承ください。