名前を付けた範囲を基準に対象セルを特定するには、ステップのファインダーを使用することで可能です。
【使用するステップ】
- 特になし。ファインダーが使えればどのステップでも可能です。
例)・「名前付き範囲設定(Set Named Range)」ステップ
・「セルのコンテンツ設定(Set Content of Cell)」ステップ
【実装例】
「検索文字」という変数に格納されている文字列が含まれているセルに、「検索結果」という範囲名を付け、範囲「検索結果」から列1つ右に移動(オフセット)したセルに値を入力する。
- 「名前付き範囲設定(Set Named Range)」ステップを使用して検索文字と合致する範囲を検索し、名前付き範囲に設定します。
・ ファインダータブ>セルパターンでは「コンバータ」を選択し、変数「検索文字」を含むセルを検索しています。
・ アクションタブ >範囲名では「名前付き」を選択し、任意の名前「検索結果」を付けています。
- 「セルのコンテンツ設定」のファインダーで「名前付き範囲で検索」を選択し、
名前付き範囲を基準に、対象セルを特定し値を入力します。
・範囲:「名前付き」にて名前を付けた範囲「検索結果」を選択します。
・使用:基準との位置関係からオフセット値を設定します。
例では名前付き範囲「検索結果」を基準に、
右に1列移動するので「列」オフセットは「1」、
行は移動しないので「行」オフセットは「0」となります。
【注意点】
- 範囲名を「自動」にした場合、範囲名として番号が自動的に割り振られます。
- 「Excel 内ループ(Loop in Excel)」ステップなどでは、「名前付き範囲設定」ステップを追加しなくても範囲に名前を付けることができます。
【関連情報】
※この記事は2020年10月29日にver10.4.0.2で作成したものです。
※本記事は初心者の方に分かりやすくご説明することを目的としております。
そのため、意図的に厳密な表現を避けている場合がございますのでご了承ください。