Desktop Automationについて理解します。
【使用するステップ】
- 「Desktop Automation」ステップ
【実装例】
- Desktop Automationとは
Desktop Automation(略称 DA )とは、 デスクトップアプリケーションをロボットで自動化するための機能です。
Design Studioでは扱うことのできないWindows および Java アプリケーションを操作する時に使用します。
Desktop Automationをインストールした環境がRoboServerやDesign Studioからの命令を受けてデスクトップ環境をリモートでコントロールすることで処理の自動化を実現します。Desktop Automationでは、「開発用PC」と「操作対象PC」を用意します。下の写真のように、Desktop AutomationではDesign Studioを搭載した「開発用PC」による「リモート操作」を可能にします。
※「操作対象PC」は、物理的なPCである必要はありません(運用上は仮想デスクトップを使用した操作も可能です)。
開発用PCと同じ端末を操作対象として扱うことも可能です。
- Desktop Automationによる操作について
Desktop Automationは、Design Studioでつくるロボット内のフローの一つのステップであり、「Desktop Automation ステップ」にて操作/設定します。
またDesign StudioとDesktop Automation間で変数の引き渡しも可能です。
Desktop Automationアクション内のフローは以下Desktop Automationエディターにて設定します。
①オートメーションワークフロー:ワークフローの設定が可能です。
②レコーダービュー:DA端末の現在の画面状態を確認、また画面上からアクションの設定ができます。
③ワークフロー状態:変数の状態を確認できます。
【注意点】
- Desktop Automationステップは、スマート再実行モードを有効にしたデフォルト (WebKit) ブラウザで使用する必要があります。
- Device Automation の考え方と実装時の注意点
- Desktop Automationは、様々な デスクトップアプリケーションを自動化 できます。
ただし、OS やアプリケーションなど、諸々の環境条件によって自動化可否が決まるため、
自動化できるかは本番運用の環境もしくは、出来る限り近い環境条件で検証する必要があります。 -
DAでは主にオブジェクトを認識して、そのオブジェクトに対して自動化を行います。オブジェクトを認識できないアプリケーションに対しては、画像認識や座標指定を駆使して自動化を行う場合もあります。ただし、この場合オブジェクト認識での自動化より堅牢性が下がる ので注意が必要です。
【関連情報】
- Webサイトを操作する際のWebブラウザエンジンの使い分けについて
- DAで使用するポート
- DA機能を使用するロボットの作成準備(DASの設定、ロボットの設定)
- DSからDAに値を渡す
- DAからDSに値を渡す
※この記事は2021年3月8日にver10.4.0.2で作成したものです。
※本記事は初心者の方に分かりやすくご説明することを目的としております。
そのため、意図的に厳密な表現を避けている場合がございますのでご了承ください。