概要
1つのスケジュールで2台以上のロボットを同時実行した場合、10秒ずつロボットの実行開始時刻が遅延する場合があります。
具体例
「スケジュールA」で「ロボット1」、「ロボット2」、「ロボット3」を10:00に同時実行する場合の実行開始時刻の例を以下表に示します。
実行開始時刻 | 10:00 | 10:10 | 10:20 |
スケジュールA | 実行開始 | ||
ロボット1 | 実行開始 | ||
ロボット2 | 実行開始 | ||
ロボット3 | 実行開始 |
原因
ロボットをスケジュール実行する場合、MCがスケジュールに設定されたクラスタ配下のRSに対してロボットの実行指示を出します。
この時、MCからクラスタ配下のRSに対して負荷分散処理が実施されますが、この負荷分散処理を含む複数の処理が原因でこの事象は発生致します。
発生条件
1スケジュールで複数のロボットを同時実行し、ロボットがMCのキューに格納される事が発生条件となります。
対処方法
以下の何れかの方法であれば、ロボットを遅延させずに実行する事が可能となります。
・スケジュール以外の実行方法(KappletやMCのRepositoryタブからのロボットの都度実行、MCREST API、SOAP APIなど)でロボットを実行する
・1スケジュールで実行するロボットを1台にする
・バージョン10.7以降のメジャーバージョンを使用する
区分 | 確認Ver |
仕様 | 10.3.0.8 |
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