「行挿入(Insert Rows)」ステップでExcelファイルに行を追加し、「行のコンテンツ設定(Set Content of Row)」ステップでタイプファイルを指定することで、最終行に値を書き込むことができます。
【使用するステップ】
- 「行挿入(Insert Rows)」ステップ
- 「行のコンテンツ設定(Set Content of Row)」ステップ
【実装例】
- 「行挿入(Insert Rows)」ステップで、挿入位置を「最後」にしてください。
「名前付き範囲として設定」の範囲名は、「自動」にした場合は数字で名前が付けられ、
「名前付き」にした場合は、任意の名前を付けることができます。 - 「行のコンテンツ設定(Set Content of Row)」ステップで、
・ファインダータブ>範囲に、「行挿入」ステップで名前付き範囲として設定した範囲を指定します
・アクションタブ>変数に、書き込みたいコンプレックスタイプの変数を指定します
【注意点】
- Excelファイルへの書き込みを行うときには、「Excel変数」を開く必要があります。
- 繰り返し処理や条件分岐をまたぐ場合は、「グローバル変数」にしてください。
- 「行のコンテンツ設定」の変数欄は、タイプファイルのみ指定が可能です。
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「行挿入」ステップは、反復処理されるグローバル変数では許可されません。
(KofaxKapowUsersGuide_JA.pdf>リファレンス>Kofax RPA の制限)Excel のグローバル変数をループする際には、特定のステップのアクションはループの内側、つまりループステップの後で許可されません。これは動的に強制されます。つまり、ステップが実行されるまでエラーは発生しません。
次のステップアクションは、ロボットがループ内部でループするグローバル変数での動作を常に拒否します。
行挿入、列挿入、行除去、列除去、および シート名設定。
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「行挿入」ステップをループさせたい場合は、「Excel内ループ」ではなく、「繰り返し(Repeat)」ステップと「イテレーション取得(Get Iteration)」ステップを組み合わせるなどして実装してください。
【関連情報】
※この記事は2020年8月28日にver10.4.0.2で作成したものです。
※本記事は初心者の方に分かりやすくご説明することを目的としております。
そのため、意図的に厳密な表現を避けている場合がございますのでご了承ください。