「パス抽出(Extract Path)」ステップや「パターンの置き換え」を利用することで、
任意のセルの行番号や列記号を取得出来ます。
そして、toIndex()関数(Excel列のテキストを整数に変換)を利用することで列記号から
列番号を取得出来ます。
【使用するステップ】
- 「パス抽出(Extract Path)」 ステップ
- 「変数の変換(Convert Variables)」 ステップ
【実装例】
全体図
各詳細
①、②はExcelを開いているだけなので省略します。
③セル情報を取得します。
「パス抽出(Extract Path)」ステップで、任意のセルからパス(セル番地)を抽出し、変数に
格納します。
例)Sheet1にあるB列の1行目パスを"行列番取得.セル番地"の変数に設定しています。
④セル情報から行番号の情報を取得します。
例)変数"行列番取得.セル番地"に設定した文字列(パス)"Sheet1!B1" から行番号の"1"を
取得しています。
⑤セル情報から列記号の情報を取得します。
例)変数"行列番取得.セル番地"に設定した文字列(パス)"Sheet1!B1"から列記号の"B"を
取得しています。
⑥列記号の情報から列番号を取得します。
例)⑤の結果を利用して("行列番取得.列記号"変数に設定して)、列記号 "B" から toIndex()関数で
列番号として変換すると "2" が取得出来ます。
【注意点】
- toIndex()関数の()内に変数名を設定する際、変数名が正しく記載されていないとエラーとなるため、手打ちではなく「エクスプレッション」ボタンから変数を選択して設定することを推奨します。
【関連情報】
- 変数操作などを行う際の「パターン」で使用する正規表現
- 文字列の一部のみを使用する(文などの一部だけを抜き出す)方法
- DSにてパターンで文字を抽出する方法
- 「パターンを置き換え(Replace Pattern)」
- 「変数の変換(Convert Variables)」ステップ
※この記事は2020年10月7日にver10.4.0.2で作成したものです。
※本記事は初心者の方に分かりやすくご説明することを目的としております。
そのため、意図的に厳密な表現を避けている場合がございますのでご了承ください。