BizRobo!では、フォルダをコピーするステップはありません。
コピー先となるフォルダを作成し、コピー元フォルダ内のファイルを順番にコピーすることで、
フォルダコピーを実現できます。
【使用するステップ】
- 「ファイル読込(Load File)」 ステップ
- 「変数を開く(Open Variable)」 ステップ
- 「抽出ステップ(Extract)」 ステップ
- 「ディレクトリ作成(Make Directory)」 ステップ ※必須ステップ
- 「ファイル繰り返し(For Each File)」 ステップ ※必須ステップ
- 「変数の割当(Assign Variable)」 ステップ
- 「ファイルコピー(Copy File)」 ステップ ※必須ステップ
【実装例】
◎全体
コピー元フォルダ「A」のフォルダパスを取得し、「ディレクトリ作成(Make Directory)」ステップで任意のコピー先へ空のフォルダ「A'」を作成します。
その後、「ファイル繰り返し(For Each File)」ステップと「ファイルコピー(Copy File)」ステップを用いてコピー元フォルダ「A」内のファイルをすべて、
作成したコピー先のフォルダ「A'」内へコピーしています。
◎詳細
①コピー元フォルダのフルパスおよびコピー先(コピーしたフォルダを置く場所)のフルパスを記載したExcelファイルを読み込み、Excel変数に格納しています。
②変数を開くステップで①のExcel変数を選択して開いています
③開いたExcelからコピー元フォルダのフルパスを取得してコンバータでフォルダ名を取り出しています。
④開いたExcelからコピー先のフルパスを取得しています。
※特別な設定は無い為キャプチャ省略
⑤ディレクトリ作成ステップで④で取得したコピー先のフルパスと③で取り出したフォルダ名を連結させ、コピーしたい場所に同名のフォルダを作成しています。
⑥ファイル繰り返しステップを用いてコピー元フォルダ内のファイルのフルパスを順番に取得しています。※ファイルの数分ループします。
⑦変数の割当ステップのコンバータを用いて、⑥で取得したコピー元フォルダ内ファイルのフルパスから、"\フォルダ名\ファイル名.拡張子"を取り出しています。
⑧ファイルコピーステップを用いて④で取得したコピー先フルパスと⑦で取得した文字列を連結させコピー先のフォルダ「A'」へファイルをコピーしています。
【注意点】
- ディレクトリ作成ステップやファイルコピーステップは、「デザインモードで実行」にチェックを入れない場合、実際にフォルダやファイルは出力されません。出力したい場合は「デザインモードで実行」にチェックを入れるか、デバッグモードで実行させる必要があります。
- \(バックスラッシュ)の有無には気を付けること。必要なら⑤のように随時連結させること。
【関連情報】
- 「ファイル読込(Load File)」 ステップ
- 「変数を開く(Open Variable)」ステップ
- 「抽出ステップ(Extract)」ステップの使い方
- 「ファイル繰り返し(For Each File)」ステップを使用したディレクトリ内のファイルの検索方法について教えてください。
- 「変数の割当(Assign Variable)」ステップの使い方
- DSのステップで、フォルダに格納されているファイル(XLSXファイルやTXTファイル)を別フォルダに移動させる方法
- 変数操作などを行う際の「パターン」で使用する正規表現
- 「パターンを置き換え(Replace Pattern)」
- DSにてパターンで文字を抽出する方法
※この記事は2020年8月3日にver10.4.0.2で作成したものです。
※本記事は初心者の方に分かりやすくご説明することを目的としております。
そのため、意図的に厳密な表現を避けている場合がございますのでご了承ください。