概要
RSからロボットを実行した時や、DSからロボットを開いた時など、ロボットの実行環境(RS/DS)からDASへ接続時に次のようなエラーメッセージが出力されロボット実行が失敗する事があります。
エラーメッセージ
ロボットの実行環境(RS/DS)とDASのバージョンに差異がある場合、以下メッセージが出力されます。
<エラー例1>
DS:10.4.0.2 DAS:10.3.0.7の場合
{デバイス名}を使用して取得したオートメーションデバイスに接続できませんでした。:
Could not connect to Desktop Automation Service. Version conflict. Desktop Automation Service at {IPアドレスorホスト名} :49998 has version 10.3.0.462. Required version is 10.4.0.509.
<エラー例2>
DS:10.3.0.2 DAS:10.7.0.4の場合
{デバイス名}を使用して取得したオートメーション デバイスに接続できませんでした:
Could not connect to Device Automation Service. Version conflict. Remote Device Automation Service is 10.7.0.4_240. Local Device Automation Service is 10.3.0.462
対処方法
ロボットの実行環境(DS/RS)とDASのバージョンを合わせてロボットを実行して下さい。
注意事項
・DA端末に複数バージョンのDASをインストールしている場合、デフォルトではWindows起動時に全てのDASが起動するため、必要なバージョンのDASのみを起動する、もしくは各DASが使用するポートを変更する事をご検討下さい。
参考ナレッジ:1つのDA端末にバージョン違いのDASを複数インストールした場合の注意事項と対応方法
・Automatic DAS Upgrade機能を使用する場合、ロボットの実行環境(DS/RS)とDASの両方が当該機能に対応したバージョンである必要があります。
参考ナレッジ:DASエンジンの自動更新を利用する方法と注意点
参考
ロボットがDASと接続を確立するタイミングについてはDAの参照方法と設定(スタティックリファレンス・ダイナミックリファレンス)をご確認下さい。
区分 | 確認Ver |
トラブルシュート | 10.3.0.2、10.4.0.2 |
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