概要
Excelのシートを既存のExcelに挿入する方法を紹介させて頂きます。
使用例
挿入元のExcelシートにより、二つのパターンとなります。
パターン1、既存のExcelシートに、新しいシートを挿入します。
パターン2、ExcelAのシートをExcelBに挿入します。
※BizRoboには未実装の機能のため、VBSを使用した例を紹介します。
注意事項
VBSやコマンドの内容に関してはサポート対象外です。お客様判断で作成・実行をお願いします。
作業手順
詳細の設計方法について、以下をご参考ください。
■パターン1の設計例
「シート挿入」アクションを利用すれば、実現可能です。
<設計イメージ(例)>
・「シート挿入」アクション
「変数を開く」アクションの直後に、ウィンドウ ビューで表示されるExcelのシート名のところに、右クリックして、「シート挿入」をご選択ください。
要件により、「先頭」、「前へ」、「後へ」、「最後」を選択してください。
■パターン2の設計例
VBSコマンドを利用して、実現する例となります。
<設計イメージ(例)>
一部アクションの設定方法は以下をご参考ください。
・「VBSファイル作成」アクション
「ファイルエンコーディング」欄:日本語(Shift_JIS)
「ファイルコンテンツ」欄の設定例:
>>On Error Resume Next
Set objExcel = CreateObject("Excel.Application")
objExcel.ScreenUpdating = False '-- Stop drawing
objExcel.Visible = false '-- Excel非表示
objExcel.DisplayAlerts = False
A1Url = "<<+Params.FileName_Moto+>>" '-- 挿入元のExcelファイル名
A2Url = "<<+Params.FileName_Saki+>>" '-- 挿入先のExcelファイル名
'------------------------------------------------------------------------------
Set objExcel = CreateObject("Excel.Application")
objExcel.ScreenUpdating = False '-- Stop drawing
objExcel.Visible = false '-- Excel非表示
objExcel.DisplayAlerts = False
Set objWorkBook = objExcel.Workbooks.Open(A1Url)
Set objWorkBook1 = objExcel.Workbooks.Open(A2Url)
Set objWorkSheet = objWorkBook.Sheets(1) 'コピー元のシート対象。例として、一番目のシートを挿入しています。シート名を指定する場合、objWorkBook.Sheets("シート名")で指定してください
Set objWorkSheet1 = objWorkBook1.Sheets(1) 'コピー先のシート対象。上記と同様、シート名の指定が可能です。
objWorkSheet.Copy(objWorkSheet1) '-- シート挿入を実施
'---------------------------------------------------------------------------------------
objWorkBook1.save
objExcel.Quit
Set objExcel = Nothing
Set objWorkBook = Nothing
Set objWorkSheet = Nothing
Set objWorkBook1 = Nothing
Set objWorkSheet1 = Nothing
WScript.StdOut.Write Err.Description
WScript.Quit Err.Number<<
※Paramsはタイプを参照する変数となります。
例:
その中に、
FileName_VBS:VBSコマンドを確認する一時ファイル
FileName_Moto:挿入元のExcelファイル名
FileName_Saki:挿入先のExcelファイル名
Result_Message:コマンド実行結果のメッセージ内容
Result_ExitCode:コマンド実行結果のコード値
Log_path:コマンド実行ログ
・「VBS実行」アクション>>cscript //nologo "<< +Params.FileName_VBS +>>"<<
設定例↓
・「エラー有無判断」アクション ※1
設定例↓
・「実行エラー出力」アクション ※1
VBSコマンドに実行エラーが発生する場合、エラーメッセージ(Params.Result_Message)、エラーコード(Params.Result_ExitCode)をログに出力する。
・「VBSファイルを削除」アクション
VBSコマンド実行後、一時のVBSファイルを削除する。
※1、以下三つのアクションは必須ではなく、VBSコマンド実行の異常処理となります。
・「トライ」
・「エラー有無判断」
・「実行エラー出力」
区分 | 確認Ver |
逆引き | 10.3.0.8 |