概要
マルチバージョンクラスタ(Multi version clusters)
異なるバージョンのRoboServersを 10.7のMCに関連付けることで、
古いバージョンのロボットを最も近いバージョンのRoboServerで実行することが可能になりました。
この機能により、古いロボットを段階的にバージョンアップする場合に役立ちます。
ただし、Desktop Automation(Device Automation)ステップを利用するDAロボットのみ、
"easy DAS upgrade"機能を持つバージョンのRSである必要があります。
以下のナレッジをご参考下さい。
DASエンジンの自動更新を利用する方法と注意点
また、デフォルトでマルチバージョンクラスタ環境となります。
※10.4に追加された同様の機能を持つハイブリッドクラスタは無くなり、
マルチバージョンクラスタとなりました。
具体例
10.3.0.9のDAロボットを、10.7.0.4のMCで実行する場合
1.10.7.0.4のMCと10.3.0.9のRSを関連付ける。
2.10.3.0.9のロボットを10.7のMCにアップロードする。
ロボットファイルをアップロード
3.ロボットを実行し、エラーにならないか確認する。
※DAロボットの場合は、実行出来るバージョンが限られているためご注意下さい。
1.10.7.0.4のMCと10.3.0.9のRSを関連付ける。

2.10.3.0.9のロボットを10.7のMCにアップロードする。
ロボットファイルをアップロード

3.ロボットを実行し、エラーにならないか確認する。
※DAロボットの場合は、実行出来るバージョンが限られているためご注意下さい。

注意事項
MC上でロボットを実行する場合は、そのロボットのもっとも近いバージョンのRSを使用するため、
利用するクラスターに関連付いているRSのバージョンにご注意下さい。
例)10.4.0.4と10.4.0.2のRSがMCのクラスターに関連付いている場合、
10.4.0.1のDAロボットを上記クラスターで実行した場合、10.4.0.2のRS上で実行されます。
参考
RoboServerだけを起動して、別環境のManagement Consoleに接続させる方法
区分 | 確認Ver |
仕様 | 10.7.0.4 |