■概要
ユーザー名とパスワードが正しいにも関わらず、
下記のようなアカウントロックのエラーメッセージが表示される場合、各設定箇所にて設定を誤っている可能性があります。
後述の「発生原因」を参考にしてください。
※MCのログイン時に3回以上パスワードを間違えたことによってアカウントロックが掛かった場合は
『Management Consoleで「アカウントロック機能」が10.4で新規追加』をご参照ください。
■エラーメッセージ
※表示されるメッセージはバージョンによって異なる場合があります。
<参考記事>
MCのログイン時にアカウントロックが発生しても表示されるメッセージからはロックされていることがわからない
Login retry limit reached. Please wait x minutes and try again..
▼＜例＞ Ver.10.4.0.1のMCにてアカウントロックが掛かった画面
【発生ケースの例】
１．
DSのライセンス認証にて、MCのユーザー名とパスワードを何度も失敗した。
２．
シェアプロジェクト(Shared Projects)やデータベース(Databases)認証にて、
MCのユーザー名やパスワードを何度も失敗した。
３．
・DASのConfigureで、デバイスマッピング方式で利用するMCのユーザー名やパスワードを間違えて設定した。
４．
コマンド実行にてRSを起動する際に、MCのユーザー名とパスワードを間違えて実行した。
５．
コマンド実行にてRS単体をサービス登録する際に、MCのユーザー名とパスワードを間違えて設定した。
６．
RoboServer SettingsでMCのユーザー名とパスワードを間違えて設定した。
７．
ロボットを実行する（REST、SOAP、JAVA、.NET）を利用する際、ソース上のMCのユーザー名とパスワードを間違えて設定した。
８．
KappletからのログインもMCのログインと同様に、3回失敗するとアカウントロックの対象となります。
■対処方法
下記2通りの方法のうち、どちらかを実行するとロックが解除されるので、正しいユーザー名とパスワードを設定してください。
・ロックの解除を10分程度待つ
・MCのサービスを再起動する
上記の方法を実行してもアカウントロックが発生する場合は、下記を実行して発生原因となる箇所を確認してください。
１．MCを表示しているブラウザの強制再読み込みを行う。
＜例＞Google Chromeの場合：「Shift」キーと「F5」キーを押下
２． RS、DAS、DS、スケジュール、ロボットを呼び出す外部ソースを全て停止/切断し、MCを再起動してMCにログインできるか確認した後、RS、DAS、スケジュール、外部ソース、DSの順番でユーザー名とパスワードの確認を行う。
■注意事項
RSが原因の場合、誤ったユーザー名やパスワードでもMCに接続できるため、MCのログイン確認だけでは不十分となります。
＜参考＞
RoboServer Settingsで誤った「ユーザー名(User Name)」や「パスワード(Password)」を設定しても、RSがMCに接続できてしまう
そのため、RSが原因であることを確認するためには、下記2通りの方法を実行してください。
・RSのログを確認する
＜デフォルトのファイルパス＞
C:\Users\｛ユーザー名｝\AppData\Local\Kapow\｛バージョン｝\Logs
※下記のログが出力されている場合、RSが原因の可能性があります。
ERROR kapow.robot.rqlserver.RoboServer - Unable to register to the test cluster: . Retrying...
・DAロボットを実行する
※下記記事のエラーが出力される場合、RSが原因の可能性があります。
＜参考＞
DAを使用するロボットをMCから実行した際に「サーバー応答 HTTP/1.1 401」エラーが出力された場合の対処方法
■参考
Administrator以上の権限のユーザーがアカウントロックされた場合に、同様の権限のユーザーが他にいなければ、アカウントロックが掛かっている間はMCの全体の管理(MCに接続しているDSやRS、設定されているスケジュールの把握など)ができない状況になります。
そのため、アカウントロックが掛かったときのために、もうひとつAdministrator以上の権限を用意しておくとリカバリーしやすくなりますのでご検討ください。
【関連ナレッジ】
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ユーザー管理・権限付与の考え方
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■区分/確認Ver
トラブルシュート/10.4.0.1