概要
MCにてクラスタ設定を変更する場合、「クラスタ設定を適用(Apply Cluster Settings)」ダイアログの「アクション(Action)」項目にて、
設定を適用するタイミングを下記の3通りから選択することができます。
・Wait for Schedules and Robots to finish.
・Wait for currently running robots to finish.
・Stop All Robots and Schedules, and apply settings now.
<「クラスタ設定を適用(Apply Cluster Settings)」ダイアログの表示タイミング>
MCの「管理(Admin)」タブ>「RoboServer(RoboServers)」タブ>「設定(Settings)」ボタンをクリック>「クラスタ設定(Cluster Settings)」ダイアログにてクラスタ設定を変更>「OK」ボタンをクリックすると表示されます。
具体例
ロボットやスケジュールの実行中にクラスタ設定を変更した場合の各選択肢の挙動については、下記を参考にしてください。
・Wait for Schedules and Robots to finish.
稼働中のロボット | 動作中のスケジュール |
実行完了を待ちます。 | 実行完了を待ちます。 スケジュールされている未実行(MC上でキュー待ち)のロボットも実行されるまで待ちます。 |
・Wait for currently running robots to finish.
稼働中のロボット | 動作中のスケジュール |
実行完了を待ちます。 | 実行中のロボットは完了を待ちます。 スケジュールされている未実行(MC上でキュー待ち)のロボットは実行されません。 |
・Stop All Robots and Schedules, and apply settings now.
稼働中のロボット | 動作中のスケジュール |
直ちに実行を中断、停止します。 | 直ちに実行を中断、停止します。 |
出力メッセージ
「Stop All Robots and Schedules, and apply settings now.」以外の選択肢を実行すると、
下記のようなメッセージが画面左上に表示される場合があります。
<メッセージ>
Cluster '{クラスタ名}' has unapplied settings.
このメッセージが出力されている間、新規スケジュール(例:定時実行されるスケジュール)の実行はスキップされます。
長時間実行される可能性があるロボットが動作している際に、ロボットの動作完了を待つ選択肢を選択しクラスタ設定を変更する場合は注意してください。
参考
<参考:User’s Guide>
クラスタ モードの変更
クラスタには、以下の 2 種類のモードを設定できます。
実行中または一時停止一時停止モードは、何も実行されていないモードにクラスタを設定するのに使用します。
重要なのは、特定のスケジュール内のすべてのロボットで同様の設定を確実に使用し、
その設定がスケジュール実行中に変更されないようにクラスタ設定を更新できるということです。
各モードについて、以下の表で説明します。
クラスタ設定の構成
:
1. クラスタを右クリックして、[クラスタ設定] を選択します。
オプションとして、[設定] の列で、 をクリックします。
[クラスタ設定] ウィンドウが表示されます。
2. 必要に応じてオプションを構成します。
注 クラスタ設定を変更した場合には変更が太字で表示されるため、[OK] をクリックして決定する
前に、行った変更の内容を確認できます。
3. [OK] をクリックします。
設定が RoboServer に送信されるようにするには、クラスタ設定を最初に適用する必要がありま
す。クラスタを一時停止モードに設定して、設定の適用を行います (詳細については、クラスタ
モードを参照)。変更を行った場合は、次のウィンドウが開きます。
4. 設定の適用を行うためには、[クラスタ設定の適用] ウィンドウの「アクション」フィールドでクラスタの一時停止モードへの切り替えを選択します。設定が適用されると、クラスタが実行モードに戻ります。
関連ナレッジ
MCの「クラスタ設定を適用(Apply Cluster Setting)」ダイアログにてクラスタ設定の変更をキャンセルしても設定が反映されてしまう
区分 | 確認Ver |
仕様 | 10.4 |