概要
スケジュールの設定、Kappletによる手動実行などにより、意図せず同一ロボットを同時実行してしまうと、処理が2回行われてしまいます。
上記は、「ロボット同時起動数制限モジュール」を使用することで回避することが可能です。
また、同時実行できる最大回数を指定することも可能です。
作業手順
1.下記から「ロボット同時起動数制限モジュール」をダウンロードする。
・My BizRobo! ダウンロード - ロボット同時起動数制限モジュール
2.ダウンロードした「09_CtrlRunCnt.zip」を解凍する。
3.「09_CtrlRunCnt」フォルダ>「Tools」フォルダに格納されている「ao_09」フォルダを、BizRobo! のインストールフォルダにコピーする。
<例>BizRobo! のインストールフォルダパス
■Ver.10.3以前
C:\Program Files\Kapow {バージョン}\bin
■Ver.10.4以降
C:\Program Files\Kofax RPA{バージョン}\bin
4. 「09_CtrlRunCnt」フォルダ>「Library」フォルダに格納されているフォルダやファイルを、二重実行を防ぎたいロボットのプロジェクトフォルダ配下にコピーする。
<例>「My Robots」フォルダパス
C:\ユーザー名\Documents\My Robots
5.「ao09_CtrlRunCnt.snippet」と「ao09_ClearCtrlTable.robot」のパラメーターに値を入力する。
詳細については「09_CtrlRunCnt」フォルダに格納されている「README.txt」を参照してください。
6. 同時実行を防ぎたいロボットの先頭に、スニペットステップを作成する。
7.手順6で作成したスニペットステップの「スニペットを選択(Select a Snippet)」項目で「ao09_ CtrlRunCnt」を選択する。
<実行例>本記事の手順5で、同時実行可能な数を「2」に設定した場合
■MCの「ログ(Logs)」タブ>「ロボット実行(Robot Runs)」画面
■エラーで停止したロボットのロボットメッセージ