「ファイル読込( Load File)」ステップや「ファイル出力(Write File)」ステップなど、ファイルパス設定項目があるステップにおいて、正しいファイルパスを設定しているように見えてもエラーが発生する場合があります。
このような場合、設定したファイルパスに「ゼロ幅文字」と呼ばれるものが含まれている可能性があります。
ゼロ幅文字は非表示文字であり、DS上では表示されませんが、ロボットの処理では認識されるため、エラーが発生します。
<例>ゼロ幅文字には下記のようなものがあります。
Unicode | 名称 | 説明 |
---|---|---|
U+202A | Left-to-right embedding | 続く文字を左から右へ埋め込む |
U+202B | Right-to-left embedding | 続く文字を右から左へ埋め込む |
対処方法として、エディタツールや環境依存文字を見つけるWebサイトなどを使用し、ファイルパスに不明な文字列が含まれていないか確認してください。
<例>エディタツール上で確認した場合
使用エディタツール:サクラエディタ
出力されるエラーメッセージは、ロボットの実行モードによって異なります。
スマート再実行(フル)の場合は下記例のエラーメッセージの<>内も出力されますが、最小実行(ダイレクト)の場合は<>内は出力されません。
<例>「ファイル読込(Load File)」ステップでのエラーメッセージ
・英語版
<The target cannot be reached: >Error from the{ アクション名} action. File not found: “{ファイルパス}”
・日本語版
<ターゲットに到達できないとき:>{アクション名}アクションによるエラーが発生しました。ファイルが見つかりません: “{ファイルパス}”
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