この記事はバージョンアップ推奨開始日を迎えた製品に関する内容が含まれています。現在更新しておりませんので、参考情報としてご確認ください。詳しくはBizRobo!のサポート期間をご参照ください。
事象
「抽出(Extract)」ステップのコンバータにて、「日付抽出(Extract date)」を使用する際に誤った「GMT(グリニッジ標準時)」および「UTC(協定世界時)」の日付時刻に変換されることがあります。
※具体的には、うるう年の2月29日が3月1日に変換される場合があります。
発生条件
・バージョン9.6を利用している
・うるう年に相当する日付に対して、日付抽出(Extract date)の操作を行う。
対処方法
・バージョン9.7以降へのバージョンアップ。
・日付抽出を行う場合は、その年がうるう年かどうかを確認するロジックをロボットに追加し、適宜日付を修正するよう実装する。
<参考>
一例としては、問題が発生する抽出処理にて、抽出された変数の年部分のみを抜粋し、対象の年度が
うるう年か判定する処理(※)を行い、うるう年に合致する場合は、テキストベースなど元データを問題のロジックを介さない形で抽出元を別途参照し、抽出されている日付が2月29日から3月1日に変わっていないか比較し、変わっている場合は抽出された値を適宜修正する方法が考えられます。
ただし比較処理を実施する上で、ある程度元データの形が定まっているなどの前提が必要になると考えられる点と、Ver.9.6は既にEOSを迎えたバージョンとなりますため、上位バージョンへのバージョンアップを推奨いたします。
正確なうるう年の計算方法の例としては、
「400で割り切れる」または「100で割り切れずかつ4で割り切ることができる」ならば閏年、そうでなければ平年となります。
区分 | 発生Ver | 改修ID | 修正Ver |
不具合 | 9.6 | 664129 | 9.7 |