MCのスケジュール内のロボットに実行時間の上限を設定する方法

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概要

MCでスケジュールに実行時間の上限を設けることはできませんが、スケジュール内のロボットに上限を設定することができます。
※設定した上限時間はスケジュール内のすべてのロボットに適用されます。ロボット毎に個別で上限時間を設定したい場合はスケジュールを分ける必要があります。
この設定により、任意の時間内にロボットを終了させたい場合や、先行のロボットが実行され続けることによる後続のロボットのエラーを回避することができます。
なお、DAを使用したロボットの場合、設定した上限時間を超過するとDASへの接続が解放されます。
そのため、後続のスケジュールでDAを使用する場合も、DASが保持されていることが原因のエラーは発生せず実行に移ることができます。
上限時間の設定方法は下記の手順を参考にしてください。

注意事項

上限時間を超えたスケジュール内のロボットは強制終了されるため、処理が完了していないことによる後続のロボットへの影響に注意してください。

作業手順

1. MCの「スケジュール(Schedules)」タブを開く。
2. 任意のスケジュールの「編集(Edit)」アイコンをクリックする。

3. 「スケジュールの編集」ダイアログにて、「詳細(Advanced)」タブを開く。
4. 「実行時間の制限(Execution Time Limit)」項目にて任意の時間を設定する。
5. 「保存(Save)」ボタンをクリックする。

スケジュール実行中に、設定された時間を超過すると、スケジュール内のロボットが停止します。
上記の結果、「ログ(Logs)」タブ>「ロボットメッセージ(Robot Messages)」の「重要度(Severity)」項目には「警告(Warning)」と記録されます。
※スケジュール自体の停止ではなく、スケジュール内のロボットを停止するため、「ロボットメッセージ(Robot Messages)」ログでのみ「警告(Warning)」が確認できます。「スケジュールメッセージ(Schedule Messages)」には表示されません。

<抜粋>
Kofax RPAへようこそ>Management Console>Management Consoleの設定およびユーザーインターフェイス>スケジュール

実行時間制限 ([詳細] タブ)
スケジュールの各ロボットの最大実行時間を設定します。ロボットがこの期間にわたり実行されると、サービスが停止し、エラーがログに記録されます。デフォルトの値は -1 で、これは時間に制限がないことを示します。

参考

MCのスケジュールで複数のロボットを順次実行するが、エラー発生時に後続ロボットを実行させないようにする方法

区分 確認Ver
手順 10.4.0.2