DA端末でロボット実行前にファイルをコピー後、「Set Clipboard」ステップで文字列を設定しペーストすると、文字列とファイルパスが合成されて入力される

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概要

DA端末側のクリップボードにファイル情報が保持されている状態で、
DAの「Set Clipboard」ステップを実行し、クリップボードへ値を設定してから、
任意の箇所に「Ctrl+V」等で張り付けると、

「Set Clipboard」ステップにてコピーした値実行前にコピーしたファイルのパス

の状態で入力されることがあります。

例)「system.ini」ファイルをコピーして、「Set Clipboard」ステップで文字列をコピーした後、
  メモ帳の「名前を付けて保存」ダイアログに対して、「Ctrl+V」で貼り付けた場合に発生します。

 

注意事項

※本事象はバージョン10.3以下のバージョン且つ、
 DA端末がWindows10の場合のみ発生することが確認されています。


対処方法

値を入力したい場合は、テキスト入力「Enter Text」ステップを利用するようにして下さい。
DA内の値をコピー&ペーストしたい場合は、該当の値を、値を抽出Extract Value」ステップを使用して、
変数に格納してから、テキスト入力「Enter Text」ステップで入力するようにして下さい。


また、注意事項にも記載されているように10.3以下で発生するため、10.4以上へのバージョンアップを
ご検討下さい。

参考

DAを用いたExcelへのデータ入力の文字化け防止方法
「Set Clipboard」ステップのDeviceでLocalを選択すると正しく動作しない
Device AutomationのSet ClipboardがCortanaに対して機能しない

 

区分 確認Ver
トラブルシュート 10.2、10.3