【使用するステップ】
- 「変数の割当(Assign Variable)」ステップ
【実装例】
- 「変数の割当」ステップで日付処理を行うと、「数日前(数日後)」「数ヶ月前(数ヶ月後」
「数年前(数年後)」といった、日付や時刻の減算、加算ができます。
今回は、日単位、月単位での処理の例を紹介します。
- 事前準備として、日付の加算、減算処理をしたあとのデータを設定するための
「Date」型変数を作成してから、「変数の割り当て(Assign Variable)」ステップを作成します。 - 不要なデフォルト設定を削除した「コンバータ」を準備します。
①「値:」のプルダウンより「コンバータ」を選択します。
②「ー」をクリックし「変数を取得」を削除します。 - 「コンバータ」にて、「エクスプレッションを評価」を使用して、当日日付を取得します。
①「+」をクリックし、「エクスプレッションを評価」を選択します。
②表示された「設定:エクスプレッションを評価」画面の「エクスプレッション」をクリックします。
③「関数」>「現在の日付と時間:now()」を選択します。
④「テスト出力」に当日日付(日時)が表示されている事を確認し「OK」をクリックします。 - 日付を変更するための設定を準備します。
①「+」をクリックし、「日付処理」>「変更日」を選択します。
②「設定:変更日」の画面が表示されます。 - 日付の減算、加算処理を設定します。ここではいくつかの例を紹介します。
例1)1日前の日付を取得
①「変更する入力日付の部分:」を「日」にします。
②「量:」に「1」と入力し、「関数:」の「入力日付から量を減算」を選択します。
設定すると、「テスト出力」に「テスト入力値」の1日前の日付が表示されます。
以下のような設定でも、1日前の日付を取得可能です。
①「変更する入力日付の部分:」を「日」にします。
②「量:」に「-1」と入力し、「関数:」の「入力日付に量を加算」を選択します。
例2)1週間前の日付を取得
①「変更する入力日付の部分:」を「日」にします。
②「量:」に「7」と入力し、「関数:」で「入力日付から量を減算」を選択します。
設定すると、「テスト出力」に「テスト入力値」の1週間前の日付が表示されます。
以下のような設定でも、1週間前の日付を取得可能です。
①「変更する入力日付の部分:」を「日」にします。
②「量:」に「-7」と入力し、「関数:」で「入力日付に量を加算」を選択します。
例3)1ケ月前の日付を取得
①「変更する入力日付の部分:」を「月」にします。
②「量:」に「1」と入力し、「関数:」で「入力日付から量を減算」を選択します。
設定すると、「テスト出力」に「テスト入力値」の1ヶ月前の日付が表示されます。
以下のような設定でも、1ケ月前の日付を取得可能です。
①「変更する入力日付の部分:」を「月」にします。
②「量」に「-1」と入力し、「関数:」で「入力日付に量を加算」を選択します。 - 日付処理設定後、「変数:」にてあらかじめ用意した「Date」型変数(この例では「date」)を
設定します。
【注意点】
- 「変数の変換(Convert Variables)」ステップの使用も可能です。
今回の操作には、「開始:」変数は必要ないですが、未設定の場合エラーとなりますので、空の変数など、何らかの変数を設定してください。
「変数の変換(Convert Variables)」ステップ
- DS内の「Date」型変数は"1992-04-25 10:33:06(.0)" のような 「yyyy-mm-dd hh:mm:ss(.n)」 という形式となっています。日付データを利用する際の一助として、以下を参考にしてください。
日付データを理解する
【関連情報】
※この記事は2022年9月26日にver11.1.0.6で作成したものです。
※本記事は初心者の方に分かりやすくご説明することを目的としております。そのため、意図的に厳密な表現を避けている場合がございますのでご了承ください。