概要
MCに登録されているロボットをスケジュール実行し、ロボットでエラーが起こった場合、そのエラーをMCで検知させるかどうかは、DSの各ステップの「エラー処理(Error Handling)」タブ内、「API例外(API Exception)」及び「エラーとしてログ記録(Log as Error)」のチェックの有無で指定できます。
具体例
<各項目について>
■「API例外(API Exception)」にチェックを入れた場合
ロボット実行中にエラーが発生すると、呼び出し元のプログラム上で「RobotErrorResponse」というエラーメッセージを確認できます。これにより、どのステップでエラーになったのかを知ることができます。
■「エラーとしてログ記録(Log as Error)」にチェックを入れた場合
ロボットをスケジュール実行した際に、MCの「ログ(Logs)」タブ>「スケジュール実行(Schedule Runs)」ログにて、エラーの数としてカウントされます。
「値判定(Test Value)」ステップのように、意図したエラーとユーザーが分かっているときは、チェックを外すことでエラーレポートのカウントを阻止することができます。
MCに登録されているロボットをスケジュール実行した際、どのようにMCに表示されるかは下表を参考にしてください。
<MCへ表示される内容>
■最後まで正常に動作するロボットの場合
■途中でエラー終了するロボットの場合
注意事項
・「API例外」チェックあり、「エラーとしてログ記録」チェックなしにすると、MCの「ログ(Logs)」タブ>「スケジュールメッセージ(Schedule Messages)」では"Check the RobotRun Logs for details(詳細については、RobotRunログを確認してください)"と案内があるにも関わらず、「ロボット実行(RobotRun)」ログを見てもエラーがないという挙動になります。
・「API例外」チェックなし、「エラーとしてログ記録」チェックありにすると、ロボットでのエラーを MCの「ログ(Logs)」タブ> 「スケジュール実行(Schedule Runs)」及び「スケジュールメッセージ(Schedule Messages)」で検知できません。
・「API例外」及び「エラーとしてログ記録」の両方のチェックをなしにすると、ロボットがエラーで途中終了しているにも関わらず、MC上でエラーを検知できません。
参考
・UsersGuideのエラー処理(Error Handling)「API例外(API Exception)」に関する記載表現が不明瞭
・Kappletとスケジュール実行でエラーハンドリングの挙動が異なる
区分 | 確認Ver |
仕様 | 10.3.0.4 |