CSV出力時に改行を保持する方法

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DSでCSVファイルを作成・出力した際に、出力したファイルを「メモ帳」で開くと改行が保持されません。
※下記の内容を行わなくてもExcelで開くと改行は保持されるため、一度Excelで開き、上書き保存をすると解消されます。


対応方法として2つの方法を紹介します。


■CSVに格納するデータの改行記号を「\r\n」で作成する

複数行にわたるデータを作成する場合、改行記号「\n」を使用してデータを作成しますが、
DSでは改行するための正規表現として「\n」と行頭復帰文字の「\r」を組み合わせる方法があります。
本記事の場合は、「\n」だけではメモ帳で改行が保持されないため、「\r\n」を使用してください。

※正規表現についての詳細は『変数操作などを行う際の「パターン」で使用する正規表現』を参照してください。

 

■「一度ExcelCSVファイルを開き、上書き保存する」VBSを使用する

一度ExcelCSVファイルを開き、上書き保存するためのVBSファイルを作成し「コマンドライン実行(Execute Command Line)」ステップで実行させることで改行を保持した状態で、CSVファイルを開くことができます。下記はVBSのコードの一例です。

VBSやコマンドの内容に関してはサポート対象外です。お客様判断で作成・実行をお願いします。

Set obj = WScript.CreateObject("Excel.Application")
Set excel = obj.WorkBooks.Open ({上書き保存対象ファイル})
excel.Save
excel.Close False
obj.Quit()