DAの接続方式と設定(ダイレクトアクセス方式・デバイスマッピング方式)

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DAを使用する際の接続方式について説明します。

DAの接続方式にはダイレクトアクセス方式とデバイスマッピング方式の2通りがあります。
下記は各方式の違いです。

■ダイレクトアクセス方式

MCを経由せず、実行環境(DSまたはRS)から直接DA端末へ接続する方式です。
ダイレクトアクセス方式で接続する場合、ロボットからの参照方法を「スタティックリファレンス(静的参照)」と「ダイナミックリファレンス(動的参照)」の2通りから選択できます。
詳しくは『DAの参照方法と設定(スタティックリファレンス・ダイナミックリファレンス)』を参照してください。

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■デバイスマッピング方式

MCを経由して接続する方式です。
DA端末をMCに登録し、ロボットはMCに登録されている端末の中から指定された端末の利用可能状況を確認して接続します。

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各方式の設定手順については下記を参考にしてください。

 

手順

■ダイレクトアクセス方式

1.タスクバーからDASアイコンを右クリックする。
2.メニューから「Configure」項目をクリックする。

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3.「Host name」項目にDA端末のホスト名またはIPアドレスを入力する。
4.「Single User」項目をチェックする。
5.「Token」項目に任意の文字列を入力する。
6.「Save and Restart」ボタンをクリックする。

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7.DSのプロジェクトフォルダで右クリック→「新規作成」→「オートメーションデバイスマッピング」を選択する。

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8.デバイスマッピング名として任意の文字列を入力する。
9.「次へ」ボタンをクリックする。

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10.プルダウンより「デバイスマッピング」を選択する。
11.DASに設定した「Host name」「Command port」、「Token」をそれぞれ「ホスト」、「ポート」、「トークン」に入力する。
12.「終了」ボタンをクリックする。

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■デバイスマッピング方式

1.MCの「リポジトリ」タブ>「デバイスマッピング」タブを選択する。
2.「新しいデバイスマッピング」ボタンをクリックする。

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3.「マッピング名」項目に任意の文字列を入力する。
4.「ラベル」項目に任意の文字列を入力する。
5.「保存」ボタンをクリックする。(マッピングリストに追加される)

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6. DSのプロジェクトフォルダで右クリック→「新規作成」→「オートメーションデバイスマッピング」を選択する。

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7.「オートメーションデバイスマッピング」項目に手順3の「マッピング名」項目と同じ名称を入力する。
8.「次へ」ボタンをクリックする。

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9.プルダウンより「Management Consoleベースのデバイスマッピング」を選択する。
10.「クラスタ名」項目に環境に合わせたクラスタ名を入力する。
11.「必須ラベル」項目に手順4の「ラベル」項目と同じラベル名を入力する。
12. 「終了」ボタンをクリックする。

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13.DA端末のタスクバーからDASアイコンを右クリックする。
14. メニューから「Configure」項目をクリックする。(※1)

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15.「Single User」にチェックが入っていた場合は、チェックをはずす。
16.「Management Console」タブの「MC Path」項目にMCのアドレスを入力する。
17. 「Cluster」項目に手順10の「クラスタ名」項目と同じクラスタを入力する。
18.「Labels」項目に手順4、手順11と同じラベル名を入力する。
19.「Save and Restart」ボタンをクリックする。

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※DA端末とMCが正常に接続されれば、MCの「管理」タブ>「デバイス」タブのクラスタ下にマッピングしたデバイスが表示され、「ステータス」項目が「Available」になります。

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注意事項

(※1)ユーザー管理している場合は、Management Consoleタブ内の「User name」項目と「Password」項目を入力する必要があります。

「User name」項目では、どの権限を付与しているユーザーを設定した場合でも、DAロボットの実行が可能です。(ここで言う権限とは、MCの操作を制限するために付与するものであり、ロボットの実行を制限するものではありません。)

MCのユーザー管理設定や権限設定についてはMCの管理者ユーザー情報登録方法(MCでのUser&Group設定の有効化)をご覧ください。

 

参考記事

DAに対する接続方式と参照方法の接続可能な組み合わせ