BizRobo!Basicは下図のように、5つの基本ソフトウェアと1つの拡張ソフトウェアから構成されています。
BizRobo!Basicの基本ソフトウェア
基本ソフトウェアは、開発環境と実行環境がパッケージ化されたインストーラです。
Management Console(MC):BizRobo!Basicロボット統合管理環境
ロボットシステムの統合管理コンソールであり、ロボットの運用はこのMCで行います。
主な機能は下記です。
- ロボット実行スケジューラ機能
- ロボットファイル管理(リポジトリ)
- ロボット用利用パスワード情報管理
- ロボット実行ログ、監査ログ情報管理
- Design Studio認証ライセンスサーバー機能
- 外部プログラムとのAPI提供機能
RoboServer(RS):BizRobo!Basicロボット実行サーバ
ロボットの実行エンジンを搭載した実行環境です。 Design Studio(DS)で作成したロボットを実行します。RSはMCからの命令やREST、SOAP、Java、NET APIからの呼び出しをトリガーとしてロボットを実行するサーバーエンジンであり、1台のRS上で複数のロボットを同時並行実行することができます。
RoboServer Settings:RoboServer設定ツール
データベースやログの設定、プロキシサーバやMCアクセス時の ユーザID/パスワードの設定、ライセンス情報やクライアント証明書の登録等を設定することができます。
Design Studio(DS):BizRobo!Basicロボット統合開発環境
ロボットの統合開発環境であり、ロボットの開発(フローの作成、利用変数の定義)・デバッグ、及び完成したロボットのMCへの登録を実行することができます。
DSの機能の1つとして、Robotic Desktop Automation(RDA)のような機能のDevice Automation/Desktop Automation(DA)が存在します。
Development Database:ロボット開発用データベース
ロボット開発用の簡易的なデータベースです。
※このデータベースは開発テスト用のため、本番導入時には利用しないようにしてください。詳細については「製品同梱の Derby Database (Development Database) を使用する場合の注意事項」を参照してください。
BizRobo!Basicの拡張ソフトウェア
※デスクトップアプリケーションなどクライアント端末/仮想クライアントの自動化を実現するためのエージェントを稼働させる拡張ソフトインストーラです。
Device Automation Service/Desktop Automation Service(DAS)
RS/DSからの命令に従ってリモート端末(仮想クライアント/PC)へ接続してデスクトップ上のアプリケーションを操作する機能であり、エージェントとして常駐します。
特定端末を複数のロボットユーザーで共有することが可能ですが、その際にはユーザーごとに接続ポート番号など設定情報を個別に設定する必要があります。
(同一端末に複数ロボットユーザーでアクセスする場合には、Windows Server OSを利用する必要があります。)
アイコン一覧表 10.7以降のDASは、タスクバー上にあるときアイコンが異なります。 |
|
アイコン | ステータス |
Desktop Automation サービスが開始し、設定されている Management Console に接続しようとしています。 | |
Desktop Automation サービスが実行中で、設定に応じて Management Console に接続されているか、またはシングル ユーザー モードで実行中です。 |
|
Desktop Automation サービスが実行中で、RoboServer または Design Studio によって使用中です。 | |
Desktop Automation サービスは実行していません。 | |
Desktop Automation サービスはエラーのため実行していません。 |