概要
RDP接続で「Open」ステップを使用する際にURI項目のパスワードをマスキングしたい場合は、Design Studio上でPassword タイプの変数を作成し、Device Automationへ引数渡しを行うことで可能です。
注意事項
miniをお使いの方はLookup Password(パスワード取得)が使用できないため、Password変数に直接入力するか、外部ファイルから読み込んだものをPassword変数に格納する方法をご検討ください。
前提
セキュリティ上の観点から、パスワードストアを利用した手順を紹介します。
手順
- ログイン用のパスワードを格納するための変数を作成する。
- 「名前」項目に変数名を入力する。
<例>pass - 「タイプと初期/テスト値」項目のプルダウンから、「Password(simple)」を設定する。
(画像1.『変数を編集』画面)
- パスワードストアの情報を取得するため、「Lookup Password(パスワード取得)」ステップを追加する。
- 「ユーザー名」項目にユーザー名を入力する。
- 「ターゲットシステム」項目にターゲットシステム名を入力する。
- 「変数」項目のプルダウンから、手順1で作成した変数を設定する。
(画像2.「パスワード取得(Lookup Password)」ステップ画面)
- 「Device Automation(デバイスオートメーション)」ステップを追加する。
- 「入力値」項目の「+」ボタンをクリックする。
(画像3.「デバイスオートメーション(Device Automation/Desktop Automation)」ステップ画面)
- 「1つの入力値の設定」ダイアログ→「入力値」項目のプルダウンから「変数」にチェックを入れる。
(画像4.「入力値(Input Value)」設定画面)
- 「変数を選択」のプルダウンから、手順1で作成した変数を設定する。
- 「OK」ボタンをクリックする。
(画像5.「入力値(Input Value)」_変数の選択画面)
- 「ワークフロー」項目の「編集」ボタンをクリックする。
(画像6.[編集(Edit)]クリック画面)
- オートメーションワークフロー内で「Open(オープン)」 ステップを追加する。
- 「Device」→「Use」項目のプルダウンから「local」を選択する。
- 「URI」項目に下記のように入力する。
rdp://{ログインID}:{ログインパスワード}@{IPアドレスまたはホスト名}
<例>ログインIDが「Administrator」、手順1でログインパスワードを格納した変数が「pass」、IPアドレスが「192.168.X.X」の場合"rdp://Administrator:"+pass+"@192.168.X.X"
※変数passに対応するために入力欄の左側のボタンを押下し、=(イコール)に変更
(画像7.「URI」入力画面)
※RDP接続の手順については、ファーストステップガイドのp80を参照してください。
なお、ファーストステップガイドを参照するにはMy BizRobo! のアカウントが必要です。詳しくはこちらを参照してください。
区分 | 確認Ver |
逆引き | 10.4.0.4 |