・概要
DSの処理で得る変数の値が空白のみである場合がある。
この場合にDAへ空白を入力値として渡したい。
・詳細
DSから渡された変数内の値が空白のみである場合、全角スペースであっても半角スペースであっても、DAで認識できません。
ただし、ロボットのフローで対処をすることは可能です。
今回は、DSで空白スペースの前後に任意の文字列を加えて、DAに渡し、
DA側で不要な文字列を削除し、空白のみを扱う方法を紹介させていただきます。
下記手順を確認してください。
《手順》
■DSでの下準備
空白の前後に任意の文字列を追加する必要があるため、DSでの下準備が必要となります。
1.「Test Variable(変数判定)」ステップで、変数の値が半角スペースであるかをテストします。
2.1の結果が半角スペースであった場合にのみ、「Convert Variables(変数の変換)」ステップで
空白の前後に任意の文字列を追加します。
(画像1.DSフロー画面)
■DA側の設定
空白のみを入力するためのフローの詳細は下記画像の通りです。
(画像2.DAフロー画面)
各設定値は下記の通りです。
「Conditional」ステップ
1.Excelから抽出した結果が空白だった場合:変数名==” 任意の文字列”
2.Excelから抽出した結果が空白以外であった場合:変数名!=” 任意の文字列”
「Enter Text」ステップ
1.Excelから抽出した結果が空白だった場合:=replaceAll(変数名,”任意の文字列”,””)
2.Excelから抽出した結果が空白以外であった場合:=変数名