Kapplet 運用時の注意事項

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概要

Kapplet を実行すると、RESULT HISTORY 欄配下に過去の実行結果が表示されます。
また、この表示内容はロボット実行中はその進捗を測る物差しとして定期的に再読み込みが行われます。


上記ログの情報は、(v9.4以降)明示的にユーザが削除し無いかぎり、限りなくリストとして追記されていきます。
Kappletを実行する状況にも拠りますが、上記 RESULT HISTORY の数が増え続けると、
ブラウザによる定期的な再描画およびそのためのデータの取得処理にRoboServer側CPUリソースの大半を消費され、
実質的に Kapplet を操作できないような事態に陥りますのでお気をつけください。

過去の事例としては、650件以上の RESULT HISTORY が表示されており、画面より時間をかけて1件ずつの削除を行いました。
結果として残件が200件を割った辺りから、画面表示のパフォーマンスに影響を与えないレベルまで負荷を減らす事ができました。

ちなみに上記RESULT HISTORYはログインユーザ単位で生成されますので、ユーザに提供する際にはマニュアルへの注意事項等記入をすることを推奨いたします。

 

エラーメッセージ

RoboServer.logの以下のメッセージが出力された事例がございます。

ERROR org.springframework.web.servlet.mvc.annotation.AnnotationMethodHandlerExceptionResolver - Invoking request method resulted in exception : protected com.kapowtech.scheduler.server.json.JSONError

 

対処方法

Kappletを使っている各ユーザ単位で実行ログとスケジュール設定を一括削除したい場合には、
Kapplet の 実行記録(RESULT HISTORY)を削除する方法のナレッジを参考に削除をお願いいたします。

また、ユーザをまたがってProjectレベルで一括削除したい場合には、対象プロジェクトを「Export」し、再度「Import」することにより実行ログ(RESULT_HISTORY)の情報と各ユーザ、Kappletごとのスケジュール設定がクリアされます。

 

注意事項

※Version 9.7.8、10.1.0.1 にて、上記方法にて RESULT HISTORY が削除されない動作となっていることを確認いたしました。
バージョンにより上記動作とならない場合がありますのでご注意ください。

 

参考

Kapplet実行ユーザーのResultHistoryの自動削除について

 

区分 確認Ver
トラブルシュート 10.4.0.4