概要
Kapplet を実行すると、RESULT HISTORY 欄配下に過去の実行結果が表示されます。
RESULT HISTORYは、明示的にユーザが削除し無いかぎり、限りなくリストとして追記されていきます。
RESULT HISTORYが蓄積された状態でロボット実行画面を開いたり、ロボットを実行してRESULT HISTORYが更新されると、そのためのデータの取得処理にCPUリソースが使用されます。
このとき、RESULT HISTORYの数が多いほど、MCのCPUリソースを多く使用されるため、RESULT HISTORYが大量に存在すると、実質的にKappletを操作できないような事態に陥りますのでお気をつけください。
また、上記RESULT HISTORYはログインユーザ単位で生成されますので、ユーザに提供する際にはマニュアルへの注意事項等記入をすることを推奨いたします。
RESULT HISTORYの目安として以下の過去事例を記載します。
<MCがTomcat構築されていない場合>
650件以上の RESULT HISTORY が表示されており、画面より時間をかけて1件ずつの削除を行いました。
結果として残件が200件を割った辺りから、画面表示のパフォーマンスに影響を与えないレベルまで負荷を減らす事ができました。
<MCがTomcat構築されている場合 ※Tomcat端末でMCを開いて確認>
601~650件のRESULT HISTORYがある場合、表示が完了するのに30秒以上かかることを確認しました。
また、RESULT HISTORYが151~200件になると、一時的にCPUを80%以上使用することを確認しており、400件以上になると、一時的にCPUを100%使用することを確認しております。
エラーメッセージ
Tomcat構築がされていない場合、RoboServer.logの以下のメッセージが出力された事例がございます。
※影響があるのはRoboServer端末ではなくMC端末ですが、Tomcat構築がされていない場合、ログはすべてRoboServer.logに出力されます
ERROR org.springframework.web.servlet.mvc.annotation.AnnotationMethodHandlerExceptionResolver - Invoking request method resulted in exception : protected com.kapowtech.scheduler.server.json.JSONError
対処方法
Kappletを使っている各ユーザ単位で実行ログとスケジュール設定を一括削除したい場合には、
Kapplet の 実行記録(RESULT HISTORY)を削除する方法のナレッジを参考に削除をお願いいたします。
また、ユーザをまたがってProjectレベルで一括削除したい場合には、対象プロジェクトを「Export」し、対象プロジェクトを削除した後、再度「Import」することにより実行ログ(RESULT_HISTORY)の情報と各ユーザ、Kappletごとのスケジュール設定がクリアされます。
注意事項
※Version 9.7.8、10.1.0.1 にて、上記方法にて RESULT HISTORY が削除されない動作となっていることを確認いたしました。
バージョンにより上記動作とならない場合がありますのでご注意ください。
参考
Kapplet実行ユーザーのResultHistoryの自動削除について
区分 | 確認Ver |
トラブルシュート | 10.3.0.7、10.4.0.4、10.7.0.9 |