SAPの操作において、上記の現象が数件報告されていますが、アプリケーションによっては入力値に対するサジェスト機能のようなものを備えていたり、Key Press ごとの入力値を監視しているものが存在します。(入力値チェックなど)
①上記SAPについては以下の設定により回避が出来ることが分かっているため一度ご確認ください。
SAP GUI オプション – ローカルデータ – 履歴 – 履歴ステータス の設定をOFFにする。
②オンラインヘルプには以下の様な記述があり、アプリケーション側の処理よりもロボットの方が高速に動作してしまうために発生している場合には、Guard Choice を追加して動作の同期化をすることで回避ください。
テキストをフィールドへ貼り付けた後、次のステップ実行のためにガードを使います。
ガードはテキストフィールド内のコンテンツが貼り付けた値と一致するかを次のアクションのために評価します。そうしない場合、直後にEnterキーを押下しても、貼り付けた全ての値がテキストフィールドにまだ入力されていないかもしれません。
注:このTipはパスワードフィールドへは適用されません。(入力値がエンコーディングされるため評価不能)
③システム上の設定を変更できない環境においては、Enter Text(テキストを入力)によって文字列を一気に入力するのではなく、文字列の1文字1文字をループの中で順に入力していく方法により回避することが出来ます。
(Design Studio の For Each Text Part(部分文字列繰り返し)アクションを使用し、1文字ずつをループにし、Device Automation アクションで入力していく方法となります。)