DSでは問題なく動作するロボットが、MCから実行した場合に特定ステップで必ずエラーとなる。

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DSでのデバッグ時は正常に動くものの、MCに登録して実行した場合に毎回必ず同じ個所(画面クリックや、その後の動作)でエラーとなる状況で、以下の全ての条件に当てはまる場合には下記の対応を実施してみてください。

  • ロボット内でDevice Automationを使用している。
  • DS/RSとDA端末の接続にDynamic Reference(ダイナミックリファレンス)を使用している。(DAフロー内で Openステップを使用し、DA端末にRDP接続している)
  • 当該ロボットをDSからデバッグモードで実行した際には問題なく動作する。
  • 当該ロボットをMCから実行した場合でも、DA端末の画面を表示している場合には問題なく動作する。(ロボット実行後、OpenステップによりロックされたDA端末に再ログインして画面表示)
  • 当該ロボットをMCから実行した場合で、DA端末の画面をロックされた状態のままにした場合にエラーが出る。

 

対応策

DAエディター内の Openステップで RDP接続文字列を作成する際に、DA端末の画面解像度をパラメータ指定する。

rdp://admin:AdminPassword@Server1?g=1366x908 … WIDTHx(エックス)HEIGHT

 

上記パラメータ設定により、RDP接続する際の画面解像度を指定してDA端末に接続することができます。パラメータを指定しない場合はデフォルトで、実行端末(RS/DS)の画面解像度がOS側から自動的に割り当てられるため、仮に右図の様にDS端末の画面解像度(1600×900)の方がRS機の画面解像度(1024×768)よりも大きい場合、MCからロボットを実行すると、RS機の画面解像度を前提として画面を操作するため、ロボットの操作内容によってはアプリケーションページの一部が画面の外に出てしまい、マウス操作が正常に実行できない(画面領域内を選択、クリックしようとする)ことがあり得ます。

以下、解像度の違いによるDA接続時のアプリケーション画面表示の違いの例です。(アプリ画面サイズ固定の場合)

Resolution_difference.pngconnect_from_ds.png

Design Studio から接続した場合の画面表示

connect_from_mc.png

Management Console から接続した場合の画面表示

Device Automationでの設定例

connect_example-1024x568.png