概要
ロボットのステップ単位の実行時間や消費KCUポイント数、発生したKCUWaitの時間をプロファイルログとして出力する手順を示します。
作業手順
1. MCの「管理(Admin)」タブ > 「RoboServer」タブを開く。
2. 対象のクラスタの「設定(Edit)」ボタンをクリックする。
3. 「クラスタ設定(Cluster Settings)」ダイアログの「Profiling」をクリックする。
4. 「プロファイリングを有効化(Profiling enabled)」のチェックを入れる。
5. 「出力タイプ(Output type)」項目で「Detailed」を選択する。
6. 「出力ターゲット(Output target)」項目で「File」を選択する。
7. 「ファイル(File)」項目に任意のファイルパスを入力する。
<入力例>
C:\Users\{ユーザー名}\AppData\Local\Kapow\{バージョン}\Logs\KCU.log
8. 「OK」ボタンをクリックする。
参考
以下にプロファイルログのサンプルを示します。
当該ログではステップごとに出力される詳細なログから、どの程度KCUWaitが発生しているかを確認可能です。
【プロファイルログサンプル】
※4KCUの環境で20個強のロボットを同時実行した場合
<補足>
- ログの内容
- ログの左に表示されるタイムスタンプは各ステップが動作した時刻ではなく、ログが記録された時刻です。
- ロボットの開始から終了までに要した時間は、『ロボットの実行ログの設定方法』を設定したRoboServer.logにて同じExecution IDのログを確認してください。
- 数ミリ~数十ミリ秒程度のKCUWaitはロボットの同時実行数が増えるに従い発生頻度が増えます。そのため、数ミリ~数十ミリ秒程度のKCUWaitの場合は必ずしもKCUが不足している訳ではありません。
-
KCUログに記録された値
- 同じロボットを動かした場合でも、同じ値が出力されるわけではありません。
これは、ロボット内でWebページやファイルを読み込む時間、また実行時の端末の使用状況等に左右されるからです。そのため、ロボット毎のKCUを予め把握しておく等の用途の場合には、参考値として判断してください。
- 同じロボットを動かした場合でも、同じ値が出力されるわけではありません。
区分 | 確認Ver |
手順 | 10.7.0.4 |