MC/RS/DSのログや定義ファイルの格納先をデフォルトから変更する方法

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概要

MC/RS/DSのログや定義ファイルの格納先をデフォルトのホームディレクトリ以下から変更したい場合、「Application Data Folder」のパスを変更することで可能です。
下記の手順を参考に設定を変更してください。

<デフォルトのフォルダパス>

C:\Users\{ユーザー}\AppData\Local\Kapow

※10.7以降は以下のフォルダパスになります。

C:\Users\{ユーザー}\AppData\Local\Kofax RPA

 

注意事項

  1. ファイルの格納先を「C:\Program Files」フォルダ配下などにした場合、MC/RS/DSの
    実行権限次第ではファイルを作成できず、起動に失敗する事があります。
    その場合は「管理者として実行」からMC/RS/DSを起動下さいますようお願いします。
  2. 本設定を実施しても、DASに関するログや設定ファイルの格納先は変更できません。
    ※DASに関するファイルについても格納先を変更できるよう、機能拡張に向け対応中です。

 

手順

必ず「common.conf」ファイルのバックアップを作成してから実行してください。

・「common.conf」のデフォルトのファイルパス

<Ver.10.3以前>

C:\Program Files\Kapow {バージョン}\bin\common.conf


<Ver.10.4以降>

C:\Program Files\Kofax RPA {バージョン}\bin\common.conf

 

1.「common.conf」ファイルを開き、 70行目前後にある下記のコメントアウト(#)を削除する。

 <変更前>

#Here you can enter a non default application data folder.
#wrapper.java.additional.9=-Dkapow.applicationDataFolder=”Folder containing Configuration folder”
#wrapper.java.additional.9.stripquotes=TRUE

 <変更後>

#Here you can enter a non default application data folder.
wrapper.java.additional.9=-Dkapow.applicationDataFolder=”Folder containing Configuration folder”
wrapper.java.additional.9.stripquotes=TRUE

 

2. 「Application Data Folder」を下記のように任意のフォルダに変更する。
  ※事前に指定パスにフォルダを作成しておく必要があります。

<例1>変更後のフォルダが「D:\AppData」の場合

wrapper.java.additional.9=-Dkapow.applicationDataFolder=”D:\AppData”


<例2>変更後のフォルダが「%PROGRAMFILES%\%USERNAME%\BizRobo」の場合

wrapper.java.additional.9=-Dkapow.applicationDataFolder="%PROGRAMFILES%\%USERNAME%\BizRobo"

 

3. 編集した「common.conf」 を保存し、RSとMCを起動する。
※下記のフォルダ配下すべてを、変更先のフォルダへコピーしておくことで、設定変更前と同じファイルが移行されます。

C:\Users\{ユーザー}\AppData\Local\Kapow\{バージョン}

※10.7以降は以下のフォルダパスになります。

C:\Users\{ユーザー}\AppData\Local\Kofax RPA\{バージョン}

参考

BizRobo! Basic のインストール先フォルダを任意で指定する方法

 

区分 確認Ver
手順 10.3.0.8