DeviceAutomationの「Lock Screen」が Microsoft Office IMEと競合し、0xc0000374 エラーで機能しない

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事象

DeviceAutomationインストール端末で「Lock Screen」を実行した場合に、
Microsoft Office IMEが存在するとエラーが発生します。

エラーメッセージ

事例では次のようなエラーが発生する事が報告されています。

問題の署名:
問題イベント名: APPCRASH
アプリケーション名: kapowlock.exe
アプリケーションのバージョン: 0.0.0.0
アプリケーションのタイムスタンプ: 58ff2bf8
障害モジュールの名前: StackHash_51cc
障害モジュールのバージョン: 6.1.7601.23915
障害モジュールのタイムスタンプ: 59b94a16
例外コード: c0000374
例外オフセット: 000ce85b
OS バージョン: 6.1.7601.2.1.0.256.48
ロケール ID: 1041
追加情報 1: 51cc
追加情報 2: 51cc004c68b271c69d3fc25195122850
追加情報 3: d012
追加情報 4: d0120561ce44635dccabe9cc6ef65df1​

そのほかサポートで実機検証した際には、上記のエラーが発生せず、DASのログに次のエラーが記録されるケースも確認されています。

DEBUG LockScreen - Kapowlock: Exited with code -1073740940

※16進数である0xc0000374を符号ありの10進数に変換した場合、-1073740940となるため、両者は同じエラーコードを指していると考えられます。

原因

「Microsoft Office IME」との競合が原因です。

発生条件

・Microsoft Office IMEがインストールされている環境で、「Lock Screen」を実行する。

対処方法

既定の日本語入力システムをMicrosoft Office IMEからMicrosoft IMEに切り替えることが解決策となります。

区分 発生Ver 改修ID 修正Ver
不具合 10.1.0, 10.1.0.2, 10.1.0.3, 10.1.0.4, 10.2.0, 10.2.0.0, 10.2.0.1, 10.2.0.2, 10.2.0.3, 10.2.0.5, 10.2.0.6, 10.3.0, 10.3.0.1, 10.3.0.2, 10.3.0.4, 10.3.0.6, 10.3.0.7  1116880