バージョンには、メジャー、マイナー、ホットフィックスの3つの区別があります。
以下、バージョン番号の表記と性質に関して記載します。
・表記
バージョン番号は、ドット「.」で区切り、
[メジャーバージョン番号].[マイナーバージョン番号].[ホットフィックス番号]
と表記します。
例)「9.7.2」と表記されている場合
メジャーバージョンが 9
マイナーバージョンが 9.7
ホットフィックスが 9.7.2
となります。
・バージョンの性質
[ホットフィックス]
特定のインシデント情報を元に対応するものです。
機能の追加はなく、不具合の修正、機能の改善が対象です。
製品全体というよりもそのインシデントを解決することに注力している
ので、万人向けのバージョンアップと言う位置づけではないため
必要な場合のみ適用してほしいということがメーカの方針となります。
[マイナー]
ライセンスも異なり機能追加、改善を含みます。
サポート方針として常に最新マイナーバージョン以外の製品に
は基本不具合があってもホットフィックスを提供しないため
最新バージョンの使用を勧めています。
[メジャー]
機能の変更だけではなく、程度の差は有り、アーキテクチャの変更まで含みます。
※10.3以降からのライセンス認識の取り扱いの変化
10.3以降からライセンスの認証がメジャーバージョン単位となりました。
そのため、10.0~10.2のライセンスを使用して10.3以降のバージョンのモジュールを有効化することが可能となりました。
また、バージョン(番号)の内容も以下のように変化しております。
10.2以前…[メジャーバージョン番号].[マイナーバージョン番号].[ホットフィックス番号]
10.3以降…[メジャーバージョン番号].[マイナーバージョン番号].[予約番号].[ホットフィックス番号]
10.0~10.2間でのバージョンアップについては、変わらずライセンスを変更する必要があります。