「Management Consoleベースのデバイスマッピング」を使用している場合にDA端末へ接続できないときは、DAへの接続不可のタイミングによって確認箇所が変わります。下記を確認してください。
タイミング | 確認箇所 |
必須 | DASとMC間での接続設定 |
開発時 | DSとMC間での接続設定 |
実行時 | RS/MCからの実行可否 |
確認方法は下記手順を参照してください。
手順
① 必須:DASとMC間での接続設定確認
1. 接続先端末とDASを起動する。
2. Windowsタスクバー通知領域のDASアイコンの色を確認する。
<青色の場合>
DASの設定に問題はありません。「開発時:DSとMC間での接続設定」または
「実行時:RS/MCからの実行可否確認」手順を実行してください。
<灰色の場合>
DASの設定が誤っている可能性があります。手順3以降を実行してください。
3. MCで「リポジトリ(Repository)」タブを開く。
4.「デバイスマッピング(Device Mappings)」タブを開く。
5. 対象のマッピングの「編集(Edit)」ボタンをクリックする。
6.「マッピング名(Mapping Name)」項目のデバイス名を確認する。
7.「ラベル(Labels)」項目のラベル名を確認する。
8. 設定の更新確認をする。
<修正をした場合>
「保存(Save)」ボタンをクリックする。
<修正をしない場合>
「キャンセル(Cancel)」ボタンをクリックする。
9. Windowsタスクバー通知領域のDASアイコンの色を確認する。
<青色の場合>
DASの設定に問題はありません。「開発時:DSとMC間での接続設定」または
「実行時:RS/MCからの実行可否確認」手順を実行してください。
<灰色の場合>
DASの設定が誤っている可能性があります。手順10以降を実行してください。
10. Windowsタスクバー通知領域の「DASアイコン」を右クリックする。
11.「Configure」を選択する。
12.「Management Console」タブを開く。
13.「MC Path」項目で、MCのURLが正しいことを確認する。
14. MCにUser権限を設定済である場合、「User name」項目のユーザー名を確認する。
15. MCにUser権限を設定済である場合、「Password」項目のパスワードを確認する。
16.「Cluster」項目のクラスタ名を確認する。
17.「Labels」項目のラベル名を確認する。
18. 設定の更新内容を確認し、「Save and Restart」ボタンをクリックする。
19. MCの「管理(Admin)」タブ > 「デバイス(Devices)」タブにDA端末のデバイスが
認識されているか確認する。
<認識されている場合>
DASの設定に問題はありません。「開発時:DSとMC間での接続設定」または
「実行時:RS/MCからの実行可否確認」手順を実行してください。
<認識されていない場合>
DASの設定が誤っている可能性があります。手順1に戻り、再度手順を実行してください。
▼認識されている場合はデバイスが表示され、ステータスが「Available」になっている。
② 開発時:DSとMC間での接続設定確認
開発時のDSとDA端末の接続は、DS/MC/DASそれぞれで設定したクラスタ名とラベルによって接続が確立されます。
1. DSでデバイスマッピングのアイコンをダブルクリックする。
2.「クラスタ名(Cluster Name)」項目のクラスタ名を確認する。
3.「必須ラベル(Required Labels)」項目のラベル名を確認する。
4. 設定の更新確認をする。
・修正をした場合、「OK」ボタンをクリックする。
・修正をしない場合、「キャンセル(Cancel)」ボタンをクリックする。
5.「Device Automation(Desktop Automation)」ステップをクリックする。
6.「アクション(Action)」タブを開く。
7.「必要なデバイス(Required Devices)」項目にて対象デバイスをダブルクリックする。
8.「デバイス(Device)」項目のデバイスマッピング名を確認する。
9. 設定の更新確認をする。
・修正をした場合、「OK」ボタンをクリックする。
・修正をしない場合、「キャンセル(Cancel)」ボタンをクリックする。
10. DSで「ファイル(File)」メニューをクリックする。
11.「ロボット設定(Configure Robot)」を選択する。
12.「デザインモード(Design Mode)」タブを開く。
13.「デザインモード実行(Design Mode Execution)」項目が
「スマート再実行(フル)(Smart Re-execution(Full))」であることを確認する。
14. 設定の更新確認をする。
・修正をした場合、「OK」ボタンをクリックする。
・修正をしない場合、「キャンセル(Cancel)」ボタンをクリックする。
15.「Device Automation(Desktop Automation)」ステップをクリックする。
16.「アクション(Action)」タブを開く。
17.「ワークフロー(Workflow)」項目の「編集(Edit)」ボタンをクリックする。
18. 接続先画面の表示確認をする。
・表示する場合、問題なし。
・表示しない場合、問題あり。手順1に戻る。
※ DSの 「Design Studio設定」の「Management Console」タブで設定しているMCと、
DASが接続しているMCが異なる場合、接続が行えません。上記の手順と併せて確認をしてください。
③ 実行時:RS/MCからの実行可否確認
1. MCの「リポジトリ(Repository)」タブを開く。
2. 「ロボット(Robots)」タブを開く。
3. 対象Robotの「すぐに実行(Run Now)」項目にて再生アイコンをクリックする。
・エラーが発生しない場合、問題なし。
・エラーが発生する場合、手順4以降を実行する。
4. エラー内容別に対応する。
5. 手順3に戻る。
注意事項
① MCで「デバイスマッピング(Device Mapping)」を設定せずにアップロードしたロボットを実行すると、下記エラーが発生します。
{Device Mapping名}を使用するオートメーションデバイスを利用できません: Mapping name is incorrect
No available Automation Device using {Device Mapping名}: device not found
上記エラーが発生した際は、MCの「リポジトリ(Repository)」タブ>「デバイスマッピング(Device Mapping)」タブから、新規のデバイスマッピングを追加し、ロボットを再実行してください。
② DAで操作されるデバイスが受け入れ可能なのは1接続のみです。
複数のロボットから同時に接続することはできません。
<頻出するエラー要因の一例>
・DSで「Device Automation(Desktop Automation)」ステップを含むロボットを開いている
・他のロボットからDAを実行している状態
<発生するエラー>
{Device Mapping名}を使用するオートメーションデバイスを利用できません: Device matching requirements were busy.
{Device Mapping名}を使用するオートメーションデバイスを利用できません: There is no device matching the requirements.
③正しく設定されていてもエラーが出続ける場合、RSのサービス起動時に設定しているURLや
クラスタ名に不備がある可能性があります。
詳細は『MCからDAを使用するロボットを実行した際に “No available Automation Device using…” というエラーが発生する。』を参照してください。
また、DAS環境を再起動することで解決する場合があります。
設定に問題がないのにエラーや接続不可になる場合は、一度再起動をお試しください。