概要
Kappletsを使用することでDesign Studio等をインストールしていないユーザーでもブラウザ上から簡単にロボットを実行させることができます。
また、変数をinput設定にすることで、Kapplets上から変数の値を指定してロボットを実行できます。
作業手順
1. Kappletsで使用するロボットを作成してMCにアップロードする
参考用にKappletsで入力した文字をロボットに読み込ませて、Return Value(値返却)で表示するというロボットを作成します。
※既にKappletsで使用するロボットが出来上がっている場合は読み飛ばしてください。
<完成イメージ>
・新しいTypeファイルを作成してshorttextの変数を追加します。
・ロボットに作成したTypeを追加します。この時Use as input(パラメータとして使用)にチェックを入れるとKapplets上で入力できるようになります。
※simple変数はUse as input(パラメータとして使用)にチェックを入れることができないので、inputさせたい変数はTypeファイルをご用意ください。
・Return Value(値返却)ステップを作成してVariable(変数)をinput用変数に設定したら今回のロボットは完成です。
・保存したら、画面上部Upload robot to Management Console(Management Console へロボットをアップロード)をクリックしてロボットをMCにアップロードしてください。
2. ブラウザでMCを開き、Kappletsの設定を行う
・ブラウザでMCを開き、Kapplets > KappZone is deployed at: {URL} をクリック。
・ADD NEW KAPPLET をクリック。
・Kappletの名前を入力して、保存先プロジェクトを選択して、CREATE KAPPLETをクリック。
・the start pageをクリック。(ここでは説明書きやアイコンを設定できますが、割愛します。)
・ADD ROBOTSをクリック。(ここで”Not Published”の部分をオンにしないとKapplet User権限のユーザーは触ることができなくなります。)
・Add New Robotをクリック。
・Kappletに追加したいロボットを選択して、SELECT ROBOTをクリック。
・OK
・画面上部 APPLY CHANGESをクリックすると保存されます。
・Kappzone画面に戻り、作成したKappletをインストールしてOPENすると、Kappletが使用できます。
3. ユーザー権限を設定して、KappzoneのURLをユーザーに共有すればKappletを利用してもらえます。
ユーザーにKappletsのURLを通知してブラウザでアクセスしてもらえれば、ブラウザ上からロボットを利用することができます。
※http://{ホスト名}:50080/kappzone/
また、以下ナレッジを参考にユーザー権限の設定を行えば、「Kappletしか触れないユーザー」を作成することができます。
MCでUser、Group、Project を作成し、権限設定する方法
Kapplet Admin権限でMCにログインした場合、MCを開くことができますが、Kapplet以外のタブは表示されません。
Kapplet User権限でMCにログインした場合、ログインすると自動的にKappzoneに飛ばされ、MCを見ることはできません。
また、Published設定になっていないKappletを触ることもできません。
区分 | 確認Ver |
手順 | 10.3.0.7 |