Device Automation(DA)で、ROOT要素が認識できず、finder(ファインダー)の設定が出来ない

概要

Device Automation(DA)でfinder(ファインダー)の設定をしようとすると、
下記エラーメッセージが表示され、設定出来ない場合があります。

エラーメッセージ

英語：Cannot create a unique finder for the selected element.

日本語：選択した要素に対して一意なファインダーを作成できません。

10.3の日本語版のエラーメッセージ

原因

下図のようにオートメーションデバイスビューの下段にあるツリービューの一番上にROOT要素名がない([jexplore.exe]などのプロセス名が表示されていない)場合、選択した要素からファインダーを設定することができません。

ROOT要素が認識できない原因としては以下が考えられます。

・実行権限の問題で、操作対象アプリケーションの要素が取得できていない

・操作対象のアプリケーションが、UIオートメーションに対応していない
　BizRobo!はアプリケーションの認識に、UIオートメーションフレームワークを使用しております。
　操作対象のアプリケーションが、UIオートメーションに対応していない場合、
　ROOT要素名が認識できません。

対処方法

まずは、実行権限による問題を疑い、以下のナレッジを参考にDASを管理者権限で起動し、
要素が認識されるようになるかご確認下さい。
　<参考記事>
　　「管理者として実行」により起動されたアプリケーションをDeviceAutomationで操作する方法

DASを管理者権限で起動しても要素が認識されない場合、以降の手順をご確認下さい。

10.3以降の場合

UIオートメーション非対応のアプリケーションをBizRobo!で操作することはできかねますので、該当アプリケーションをUIオートメーション対応のアプリケーションへ改修していただく必要があります。

10.2以前の場合

finder を手動入力することが可能です。
　※10.3では使用出来ませんので、ご注意ください。
　※finder の Image フィールドへは手動で画像を入力できないので、画像処理を利用できません。

手動入力：