Device Automationの式の中で変数と文字列を結合する方法

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Device Automationステップには式の形でプロパティを指定できるものがあります。

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式の中では、文字列・数字と変数を結合することができます(変数の型を一致させる必要があります)。

以下に、文字列と変数を結合する最も基本的な式を記述します。

 

=”aaa” + A

 

この式の値は、文字列”aaa”と変数Aの値を結合したものになります。

例えば変数Aの値が”bbb”の場合、この式の値は”aaabbb”となります。

 

Click(クリック)StepでのFinder(ファインダー)指定を例に、文字列と変数の結合方法について具体的な方法を見ていきましょう。

 

下の画像のようなドキュメントのExcelファイルをクリックするステップを作成するケースを考えます。

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ドキュメントフォルダの中に、「a.xlsx」、「b.xlsx」、「c.xlsx」の3つのExcelファイルが存在します。

 

 

このフォルダのb.xlsxをクリックするDevice Automationステップは、通常次のような手順で作成することが可能です。

 

1)Automation Device View(オートメーションデバイスビュー)より、クリックしたいファイルの上で右クリックする

2)表示されたプルダウンメニューより、クリックを選択する

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この手順で作成したFinderの設定は以下の画像のようになります。

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Component欄が、編集[text=”b.xlsx”]と記述されています。

この記述は、「text属性の値がb.xlsxである編集エレメントを探す」という意味です。

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常にb.xlsxを指定したい場合であれば、この指定方法で問題ありません。

しかし、フォルダ名に日付情報が含まれるファイル(例えばファイル名が「example20171224.xlsx」)を作成し、最新の日付のファイルを指定したいという場合はこの方法では指定することができません。

 

こういったケースに対応するためには、Finder指定で変数を使用する必要があります。

画像のケースの場合は、Componentのb.xlsx部分を変数に書き換えることによりFinderを変数で指定することができます。

下記に変数で指定する場合の一例を記述します。

下準備

1)     指定するファイル名を格納する変数を作成する。

今回のケースでは、Short Text型の「File」という変数を作成

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2)     Assign Variable Stepを作成し、指定するファイル名の値を作成した変数に設定する。

3)     Device Automation Stepを作成し、Input欄に、ファイル名の値が記載された変数を指定する。
今回のケースでは、変数「File」を指定する。

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4)     Device Automation Editor画面においてInput設定から変数を設定する

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変数指定の例

1)     Automation Device View(オートメーションデバイスビュー)より、クリックしたいファイルの上で右クリックする

2)     表示されたプルダウンメニューより、クリックを選択する

3)     Click Stepの詳細画面からFinder設定を表示させ、Component欄に以下のように記述する

    =”編集[text=\””+File+”\”]”

 

変数の指定方法

記述例では、Component欄で文字列と変数の演算を実施し、

変数でのFinder指定を行いました。

=”編集[text=\””+File+”\”]”

この記述は、「text属性の値が変数Fileの値である編集エレメントを探す」という意味です。

この式は、編集[text=”b.xlsx”]を以下のような順番で書き換えたものです。

 

  1.  Expression Editor画面より、左側のボタンを押して、Expression Mode (式表現モード) に設定する。(ver10.1の場合は式の初めに=(イコール)を記述してください)

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2.   編集[text=”b.xlsx”]を”(ダブルクオーテーション)で囲む

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3.  “b.xlsx”の記述を削除する

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4. “編集[text=” の部分と、”]”部分に分ける

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5.  分けた文字列に+(プラス)記号を使って変数を結合する

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6.  変数部分を”(ダブルクオーテーション)で囲むためにエスケープ記号(\)を用いて、文字列部分で変数部分を

  囲むように記述をする

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