Snippet(スニペット)を編集する際の注意事項

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概要

本ナレッジでは、ステップを部品化して複数のロボットで共有することができるスニペットを編集する際の注意事項を説明します。

具体例

Design Studioにてスニペット化された共通ステップを利用しているロボットが複数あった場合

複数のロボットに同一のスニペットが含まれている場合、スニペットに編集が加わると、他のロボット内のスニペットにも変更が反映されます。

 <例>
Design Studioの同一プロジェクト内に、『ロボットA』、『ロボットB』、『スニペットA』が含まれているとします。
『ロボットA』・『ロボットB』に『スニペットA』が含まれている場合に、『ロボットA』内で『スニペットA』のステップを編集すると、 『スニペットA』自体が更新されますので、『ロボットB』内の『スニペットA』にも変更が反映されます。

『スニペットA』を直接編集した場合も同様に、『ロボットA』・『ロボットB』に含まれる『スニペットA』にも変更が反映されます。
 ※直接編集できるのは、スニペットの「説明(Description)」と「変数(Variables)」のリストのみとなります。

該当スニペットファイルを複数のロボットに使用している状態で、ファイルを削除してしまいますと、他のロボットからも参照することが出来なくなりますので、ご留意ください。
また、そういった場合には、「このスニペットステップは不明なスニペットを参照しています」とエラーが表示されます。

Management Console上のロボット群で共通部品として使用しているスニペットを更新したい場合

 共通部品として用いられているスニペットは、スニペットを利用している全てのロボットで問題が無いことをテストしてから、MCへアップロードをするべきです。

各スニペット名は、各プロジェクト内でユニークである必要があるため、スニペットを再度アップロードすると、前のバージョンが上書きされます。そのため、該当スニペットが用いられているロボットは、次回実行時から上書きされた内容で動作します。
また、既にMCへアップロード済みのロボットに含まれるスニペットを、DSのロボット内で編集した場合、 ロボットを再アップロードする際に表示される下図のウィンドウで[はい(Yes)]を選択すると スニペットも更新されますので、ご留意ください。

参考

スニペット(Snippet)の活用

区分 確認Ver
仕様 10.7.0.4