※本ナレッジでは「IBM i」ではなく、便宜上よく使われる「AS400」という言葉で記載しております。
概要
日本語環境のAS400に接続する場合、以下の手順に従って設定してください。
作業手順
1.日本語用フォントファイルの設定
BizRobo!ではターミナルのスクリーンをレンダリングするために、
複数のフォントファイルをバンドルしています。
バンドルしているフォントファイルの中で、
日本語で表示するために必要なファイルはTakaoPGothic.ttfファイルです。
本手順ではこのファイルの設定を行います。
1-1. fontlist.txtファイルを任意の場所に移動する
fontlist.txtファイルを編集するために一度退避します。
必要に応じてバックアップも作成してください。
fontlist.txtファイルは以下のフォルダに格納されています。
<Ver.10.3>
C:\Program Files\Kapow {バージョン}\nativelib\hub\windows-x32\{ID}\fonts
<Ver.10.4以降>
C:\Program Files\Kofax RPA {バージョン}\nativelib\hub\windows-x32\{ID}\fonts
1-2.fontlist.txtに使用するフォントファイルを追記する
fontlist.txtを開き、”1行目”に下記の内容を追記します。
TakaoPGothic.ttf
■fontlist.txt例
※fontlist.txtファイル内にデフォルトで定義されているフォントファイルは
バージョンによって異なる場合があります。
本手順では標準でバンドルされているファイルを使用していますが、
理論上、それ以外のttfファイルでも使用することは可能です。
標準でバンドルされているファイル以外を使用したい場合、
fontlist.txtが格納されているフォルダにフォントファイルを配置後、
fontlist.txtファイルの1行目に、配置したファイル名を追記してください。
■フォルダ例
1-3.編集したファイルを元のフォルダに戻す
編集したfontlist.txtファイルを元のフォルダに戻します。
2.接続の設定
Design Studioを起動し、Desktop Automationエディタ上で、
実際にAS400に接続する設定を行います。
2-1.Desktop Automationステップを作成する
Design Studioを起動し、Desktop Automation ステップを作成します。
AS400を操作する場合、デバイスマッピングは必要ありません。
2-2.Desktop Automation エディターを開く
Desktop Automationステップのワークフロー:編集を押下し、
Desktop Automationエディターを開きます。
■Desktop Automation ステップ
2-3.Open Stepを作成し、URIを入力する
Open Stepを作成し、AS400に接続するためのURIを設定します。
以下の例ではホストの文字コードとして、cp930を指定しています。
使用できる文字コードはユーザガイドのターミナルの自動化章をご確認下さい。
(例)
tn5250://{hostname}:{port}?LineCodePage=cp930
文字入力の際に問題が発生する場合は下記パラメーターを追加すると改善される可能性がございます。
(例)
tn5250://{hostname}:{port}?LineCodePage=cp930&Language=JA&Country=jp
日本語環境の場合はTerminal Typeを指定しないと上手く表示されないことが多いです。
事前にTerminal Typeをご確認の上、テストを実施ください。
使用できるターミナルタイプはユーザガイドのターミナルの自動化章をご確認下さい。
(例)
tn5250://{hostname}:{port}?env.TERM=IBM-5555-C01&LineCodePage=cp930
ワークステーションIDの指定が必要な場合は以下のナレッジをご確認下さい。
<参考記事>AS400にワークステーションIDを指定して接続する方法
■Open Stepの設定イメージ
3.AS400の操作
ターミナルの操作では、Press Key, Enter Textなどを用いて開発を行ってください。
操作例はユーザガイドの基本 ターミナル チュートリアル章をご確認ください。
■操作イメージ
参考
・ユーザガイド - ターミナルの自動化
区分 | 確認Ver |
手順 | 10.4.0.2 |